渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)が開業1周年を迎える4月26日、東急東横線で特別仕様列車「Shibuya Hikarie号」の運転が始まる。
同館開業1周年となる同日運転を開始する同列車。外装は同館をイメージしたゴールドをメーンカラーに採用し、同館の外観イラストを描いたラッピングを施す。内装は同館の特徴と「渋谷らしさ」を表現。1・3・8・10号車はオフィスや同館外観の「透明感」をイメージ、2・4・6・9号車は「遊び心」やにぎやかさを表現、5・7号車は劇場「東急シアターオーブ」や飲食フロアをイメージした落ち着いた雰囲気に仕上げた。
車内は、通常の車両より「背もたれが高く座り心地にこだわった」シートを使うほか、つり革は黒や青、緑などカラフルに仕上げた。握り棒は滑り止めとして表面をザラザラに加工。全車両中1カ所には、「見つけられたら幸せになれる」というハートマークを刻印した。環境に配慮しLED車内照明を採用するなどしている。運行は1編成のみ。東横線のみならず、直通運転する東武東上線や西武池袋線などの線内にもPRする。
同列車と東横線5050系1編成では、車内無線LAN試験サービスを開始。スマートフォンやタブレット端末などWi-Fi対応機器持参客は無料で利用できる「東急線車内無料Wi-Fi」のほか、別途契約(有料)が必要な公衆無線ラLANサービス「Wi2 300」、auスマートフォン利用者が使える「au Wi-Fi SPT」を提供する。
東急電鉄は同日(始発)から、渋谷や武蔵小杉、横浜など東横線の特急列車停車駅6駅の窓口で「Shibuya Hikarie号デビュー記念乗車券」を販売。渋谷駅から150円・190円・260円区間の乗車券3枚をセットにしたもので、乗車券には同列車が移送されている様子の写真と同号運転開始日「25.4.26」の日付を刻印する。台紙には車内デザインのイメージ図や同号の主要諸元表が付く。価格は1部600円(1人5部まで)。販売部数は同号の編成番号にちなみ4110部。