原宿・キャットストリートに4月20日、NY発セレクトショップ「OPENING CEREMONY OMOTESANDO（オープニングセレモニー表参道店）」（渋谷区神宮前6、TEL 03-5466-6350）がオープンする。経営はオンワード樫山（中央区）

メンズ・レディスを扱う1階

　「新しいショッピング体験」をコンセプトに2002年、米ニューヨーク・マンハッタンで創業した同店。日本国内では2009年に西武渋谷店「モヴィーダ館」に国内初のフラッグシップショップ旗艦店をオープン（今月7日閉店）。表参道店は、同旗艦店を日本市場でのブランド拡大戦略の一環として移転するもの。

　店舗面積は地下1階から3階の4フロア計約1200平方メートル。ガラス張りのファサードは通りの名前にちなみ、目やひげ、しま模様などネコをイメージしたデザインに仕上げた。全フロアを繋ぐ階段はドットやストライプなどをデザイン。フロアごとに異なるマテリアルやテーマで区切り、それぞれ独立したショップ空間を演出。店内ではウッドとコンクリート、アルミと真ちゅうなどの異なるマテリアルを掛け合わせて使うほか、馬やダチョウなど動物をかたどった什器など、旧店で使っていたものも置く。

　フロア構成は、地下1階＝メンズ、1階＝メンズ・レディス（フィーチャーアイテムなど）、2階＝レディス（アクセサリーなど）、3階＝レディス（アパレル）。2013年春夏シーズンのテーマは「スポーティー」「カラー」。ブランド数は、レディス＝54、メンズ＝51、アクセサリー＝72。店舗面積は旧店より狭くなったが、取扱ブランドに変化はない。

　同店オープンとともに、モデルで女優の水原希子さんとのコラボライン「Kiko Mizuhara for OPENING CEREMONY」を発売。「古き良き」1920年代のパリのキャバレーをイメージソースに、ランジェリーやルームウエア、アクセサリーなどをそろえる。一部ブランドからは同店オープン記念商品も販売する。

　OCの創設者である米OC社キャロル・リム社長とクリエーティブディレクターのウンベルト・レオンさんは「東京の中でも特にお気に入りだし、OCが移転するロケーションとしてパーフェクト」とコメントする。

　営業時間は11時～21時。旧店で実施していたカルチャーを発信する「TOKYO CULTURAL NETWORK PROJECT」も同店で引き続き行っていく。