東急東横店・屋上「東横稲荷神社」、東館閉館で西館に移設

移設前の「東横稲荷神社」

移設前の「東横稲荷神社」

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 3月31日に閉館を予定する東急百貨店東横店(渋谷区道玄坂2)東館の屋上の一角にあった「東横稲荷神社」が2月26日、一足早く移設された。

3月31日で営業を終了する東急東横店・東館

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 同神社は、国道246号線と明治通りが交わる渋谷署前交差点近く、渋谷川に架かる稲荷橋付近に存在した「田中稲荷神社」(道玄坂にあった豊澤稲荷神社と合祀(ごうし)した現在の豊栄稲荷神社)からの分祀(ぶんし)。

 1932(昭和7)年の東京横浜鉄道(現東横線)渋谷~桜木町間開通、1934(昭和9)年の東急百貨店(現東横店東館)開業を機に、同年ごろ、五島慶太東急電鉄初代会長が「将来にわたる繁栄」「安全」を祈願し稲荷神をまつった。現在のものは1949(昭和24)年に再建された。移設され神体が無くなった現在も、これまで祠(ほこら)があった場所にさい銭を置いていく人の姿がある。

 神体・祠(ほこら)は西館に移設したが、スペースの関係上、一般は参拝できない。これまで通り、神社の清掃などは東急百貨店が行う。

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