平年より10日早く東京都心の開花宣言がされ各地の桜が見頃を迎える中、目黒川にもカップルや家族連れなど多くの人が足を運びにぎわいを見せている。
目黒から池尻まで約3.8キロの川沿いの両岸に約800本の桜(大部分がソメイヨシノ)が連なり、川沿いにはカフェからレストラン、バーまで多くの飲食店が集まる中目黒付近。この時期になると各店が花見向けのメニューの提供、店頭での屋台販売などを行っているが、開花が早かったこともあり屋台の出店は例年より少ない。
3月12日から桜の観測をしている「めぐろ観光まちづくり協会」(上目黒2)は今月16日、開花した桜を1・2輪ほど発見。21日現在は「七分咲き」で、今週末「見頃を迎えるのでは」と予想する。
仕事の休みを利用して来たという会社員の西川さん(25)と主婦の梶谷さん(25)。毎年都内各所の桜を見に行っているというが、「(席から)桜が見えるカフェがある」ことやドラマ「最高の離婚」のロケ地であることなどから同所を訪れたという。「こんなに早く桜が見られるとは思っていなかった」としながらも、「たくさん咲いていてきれい」と笑顔を見せる。