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渋谷ヒカリエで写真展「ウルトラマン・オブジェクツ展」-円谷プロ50年で

ミニチュアやオリジナルプロップなどを撮影した写真が並ぶ場内

ミニチュアやオリジナルプロップなどを撮影した写真が並ぶ場内

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階クリエーティブスペース「8/(はち)」のギャラリースペース「Cube」で3月6日、「ウルトラマン・オブジェクツ展『明日のヒカリへ』」が始まった。

ムラマツキャップ役を演じた小林昭二さんが実際に着用した科学特捜隊の衣装

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 円谷プロダクション(桜丘町)の設立50年記念と、同展開催中に迎える東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始を記念し開く同展。ウルトラマンを「アートの視点からとらえ直し」撮影したミニチュアやオリジナルプロップなどを撮影した写真を展示する。

 作品は、円谷プロダクションのプロデューサーで「ウルトラマン」のフジ・アキコ隊員役などを務めた女優の桜井浩子さんが、「ウルトラマンメビウス」などの監督・技術監督などを務めた特殊メークアーテスト原口智生さんに「何か(ウルトラシリーズの)本を作りたい」と相談したことがきっかけに、2004年に発売された写真集「OBJECTS」 (白鳥舎)に掲載されている写真。撮影は月刊誌「LEON」(主婦と生活社)などの商業写真を手掛けるフォトグラファーの照内潔さん。

 ほかにも、一般初公開となる初代「ウルトラマン」でムラマツキャップ役を演じた小林昭二さんが実際に着用した科学特捜隊の衣装や、市販のキットを仕上げたウルトラマンやバルタン星人などのフィギュア、撮影用に使っていた木型を使い復元した「ジェットビートル」など原口さんが所蔵するアイテムなど、作品の被写体となった品も並ぶ。

 併設するショップでは、ステーショナリーや雑貨、フィギュアなどのほか、漫画家の藤原カムイさんやイラストレーターの金子ナンペイさん、ボールペンで絵を描くSHOHEIさん、アニメーターの小原秀一さんなど内外で活動する19人のアーティストが制作した、サインとシリアルナンバー入りシルクスクリーンポスターを数量限定で販売する。価格は1万5,000円~4万円。

 渋谷に40年ほど住んでいるという原口さんは「渋谷に対する思いは強い。その中で大好きなウルトラマンを展示できるのはうれしい。大人の方、女性、ファミリーなどで見に来ていただければ」と来場を呼び掛ける。

 桜井さんは展示作品の中でも、「(ウルトラマンを背後から撮った)『見返りウルトラマン』は円谷プロがしてこなかった切り口で新鮮」と話す。初日の6日来場した、「ウルトラQ」「ウルトラマン」などを監督した飯島敏宏さんは「懐かしい思いで見た。大勢の方にご覧いただければ」とも。

 開催時間は11時~20時。入場無料。今月18日まで。

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