東急電鉄と東急エージェンシーは3月8日、「DREAM TERMINAL 東横線 渋谷駅メモリアル写真集」を発売する。
今月16日に予定する東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転に伴い、東横線渋谷駅は地下化される。そのため、現在使われている同駅の運用は終了となる。
同書には、鉄道写真家の中井精也さんが撮り下ろした同駅「最後の姿」や同駅利用者たちが「夢を語る姿」を収めた。併せて、一般公募した同駅にまつわる思い出の写真やエピソード、東急電鉄が所有する写真なども掲載する。
刊行を記念し中井さんは、今月11日(19時から)には、東急百貨店本店(渋谷区道玄坂2)7階「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」でトークショーとサイン会を、19日(18時から)には東急プラザ渋谷(道玄坂1)5階「紀伊國屋書店渋谷店」でサイン会を、それぞれ行う。
同駅は1927(昭和2)年、渋谷-丸子多摩川(現「多摩川」)間の開通に伴い開業し、「かまぼこ型」の屋根が特徴的な現在の駅舎は改良工事を経て1964(昭和39年)に竣工。運用終了後、今月26日~5月6日までは貸しイベントスペース「ekiato(エキアト)」として活用される。その後に取り壊され、事務所、店舗などが入るビル3棟が新たに建設される予定。
同書の価格は2,100円。全国の書店、インターネットで販売。