東急電鉄は、3月16日に予定する東横線・東京メトロ副都心線の相互直通運転開始に合わせて東横線渋谷駅にオリジナルベルメロディーを導入する。
3月1日~15日は、現在の渋谷駅(地上2階ホーム)にオリジナルの「到着」ベルメロディーを、同16日以降は新しい渋谷駅(地下5階下りホーム)にオリジナルの「発車」ベルメロディーを、それぞれ導入する。
オリジナルベルメロディーの作曲は、音楽界屈指の鉄道ファンとして知られ、東急グループ主催「鉄道フェスティバル in SHIBUYA」のプロデューサーも務めた向谷実さんが手掛けた。
15日までの地上駅・到着ベルメロディーのタイトルは「Final approach」。向谷さんは「間もなく終着駅に列車が到着する、その時を待つプラットホームの気持ちを音楽にした。さりげない鐘の音が85年の歴史に幕を下ろす東横線渋谷駅地上プラットホームへの敬意ともなっている」と紹介する。
翌16日から地下5階下りホームで流れる発車ベルメロディーのタイトルは「Departing from New Shibuya Terminal」。「地下化され新たな幕開けを迎える東横線渋谷駅より、これから代官山への上り勾配区間に向けて“さぁ 行くぞ!”という気持ちで制作した。転調が続くことで、その情景を表現している」という。