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桜モチーフの浮世絵や版本-たばこと塩の博物館で「さくら いろいろ」展

役者5人を演目「助六」の登場人物として配した「江戸花二人助六」(三代目歌川豊国、1816年ごろ)

役者5人を演目「助六」の登場人物として配した「江戸花二人助六」(三代目歌川豊国、1816年ごろ)

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 渋谷・公園通りの「たばこと塩の博物館」(渋谷区神南1、TEL 03-3476-2041)4階特別展示室で現在、「館蔵浮世絵に見る さくら いろいろ」展が開催されている。

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 国花の一つでもある桜は、和歌や俳諧などに詠まれたほか、浮世絵に描かれたり、歌舞伎の舞台に飾られたりするなど江戸時代の人たちにも愛されていた。今回は「一足早い花見」として、同館が所蔵する資料の中から桜が描かれた浮世絵や版本56点を中心に、桜のモチーフで装飾された喫煙具などを展示する。

 作品は、抱き抱えられている酔った女性や折った桜を持つ男が描かれている狂歌絵本「普賢像」の挿絵「酔いどれ女」(喜多川歌麿、1790年)や、役者5人を演目「助六」の登場人物として配した「江戸花二人助六」(三代目歌川豊国、1816年ごろ)、民話「花咲かじいさん」を描いた作品「昔噺花咲かぢゝい」(二代目歌川広重、1853年)など。

 1階視聴覚ホールでは3月9日、「桜満開落語会」を開く。柳家小満んさんが高座に上がり、「鶴満寺」「百年目」を披露する。同2日・3日・10日には映画「薄桜記」(森一生監督、1959年)を上映する。いずれも14時から。定員は先着80人。9日の開館時から整理券を配布する。参加・観覧料無料(別途入館料は必要)。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館(1月14日は開館)。入館料は、大人=100円、小・中・高校生=50円ほか。3月10日まで。

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