SHIBUYA109(渋谷区道玄坂2、以下109)で1月2日初売りが行われ、福袋目当てに多くの人が行列を作った。
例年、前日から並ぶ「徹夜組」も多く見られる109の初売り。今年福袋を用意したのは約50ブランド。6時30分から、「ミツマル イング プレミアムストア」が先陣を切って地下2階特設会場で販売をスタートしたほか、「ソジュールダイヤ」が福袋販売を8階で行うなど混雑回避を図った。全館の営業開始は7時。
オープンと同時に警備員誘導の下、来店客が館内に足を踏み入れた。中には目当てのショップへ駆け出す人も見られ、警備員らは「走らないでください」「落ち着いてください」など、声を張り上げ呼びかけた。館内各ショップからは、「福袋こちらです」「1万円でトータルコーディネートができます」などスタッフの声が響き渡り、あっという間に福袋2・3個を抱えた人などであふれた。
7時30分ごろには早くも、福袋を購入した来店客が同館エントランス付近の広場で福袋を開封し中身をチェックする姿が見え始めた。次第にその輪は広がり自然と、趣味やサイズが合わない服などを手に、「(この)交換しませんか~」などの掛け声が響き渡る恒例の「交換会」が始まった。
先頭に並んだのは、偶然にも昨年も前後同士だった歩佳さん・友里加さん(専門学校1年)と、瑛利菜さん・珠李さん(高校1年)の2組。「元日の12時ごろから」並んでいたと言い、ブランケットなどを持参したほか、段ボールで壁を作り寒さをしのいだという。目当ては「ソジュールダイヤ」「エモダ」など。
千葉県習志野市在住の小林美帆さん(23歳)はこの日6時前に到着。今年が「初参戦」だったが、「トゥララ」「アンク ルージュ」と、目当ての福袋を無事に購入することができ、笑顔を見せた。初めての「交換会」に「最初は不安だった」というが、「慣れてくれば楽しかった」と振り返った。