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鉄道模型メルクリン専門店「レオ」移転-渋谷エリアで40年超営業

壁面の什器に車両を並べる

壁面の什器に車両を並べる

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 渋谷マークシティ近くのビルに12月13日、鉄道模型「メルクリン」専門店「メルクリンセンター・レオ」(渋谷区道玄坂1、TEL 03-3461-3888)が移転オープンした。経営はレオ(同)。

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 メルクリンは1859年に創業した、ブリキ玩具製造を前身とするドイツの鉄道模型メーカー。同店は1966(昭和41)年に「東急プラザ渋谷」(同)にオープンして以来、同施設内で営業を続けてきた。渋谷駅中心地区基盤整備事業に伴い同施設の取り壊しが決まり、それに先駆け移転を決意したが、長年店を続けてきた渋谷を離れる考えはなかったという。

 売り場面積は約6坪。旧店では、低いガラスのショーケースに車両を並べていたが、新店では壁2面に木材の什器を設置し、目線の高さで間近に車両を見られるようにした。店では修理やメンテナンスにも対応する。

 「走らせて楽しむ」をコンセプトにした商品開発をしている同ブランド。亜鉛合金を多用しているため「耐久性に優れている」ほか、独自の手法でプリントする文字が判読できるのが特徴。車体は、HOゲージ(縮尺87分の1)の「81型タンク式蒸気機関車」(2万9,000円)や、西ドイツ国鉄「ラインゴルト号」の食堂車や個室緒車両などの客車6両セット(5万3,000円)、Zゲージ(同220分の1)の旧ドイツ鉄道公社のタンク車2両セット(1万5,200円)など。トラックや架線システム、信号機、踏切などのアクセサリーもそろえるほか、他メーカーの景観模型やジオラマ用の人形なども扱う。

 来店客は50~60代を中心に、30~80代と幅広い。9割以上が男性客だが、景観模型や人形などから興味を持つ女性も増えてきているという。同社澤田潤希社長は「『渋谷のレオ』として、渋谷の顔になっていきたい」と話す。

 営業時間は10時~20時(今月31日は18時まで、2013年1月1日・2日は11時~18時)。

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