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スペイン発アパレル「デシグアル」、原宿にアートをミックスした旗艦店

ファサード上部にはブランドアイコンをあしらった

ファサード上部にはブランドアイコンをあしらった

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 原宿・明治通り沿いに12月14日、スペイン発ファッションブランド「Desigual(デシグアル)」のフラッグシップストア「Desigual Store Tokyo」(渋谷区神宮前6、TEL 03-5467-2680)がオープンした。経営は同ブランドの日本法人「ITS NOT THE SAME JAPAN」(神宮前4)。

レディスアパレルや雑貨を扱う1階フロア

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 1984年、「Desigual,it’s not the same」をスローガンにバルセロナで創業した同ブランド。ヨーロッパをはじめ、アメリカやアジアなど98カ国で展開し、275の直営店(2011年現在)を展開。セレクトショップや百貨店でのコーナー展開も行っている。「0歳~100歳」をターゲットに掲げているが、中心客層は20~40代。

 日本では10年前に卸から展開。昨年テストを兼ねて初の直営店を「キャナルシティ博多」(福岡市博多区)に出店。今年「りんくうプレマイムアウトレット店」(大阪府泉野市)、「鳥栖プレミアムアウトレット」(佐賀県鳥栖市)にアウトレットの店舗をオープンしている。原宿の店舗は国内初の路面店となる。国内での今年の売り上げは昨年に比べ倍増。来年はさらにその倍を目指すという。

 「UT STORE HARAJUKU」跡に出店する同店の店舗面積は1階~3階の3フロア計720平方メートル。店舗コンセプトは「La Vida es Chula(=Life is Cool)」。ファッションにアートなどをミックスした空間を演出し、「家にいるような居心地の良い空間」を目指した。同店のファサード上部には、ブランドのアイコンデザインを掲出。各フロアの天井にはプラスチックのボトルをつるしたほか、床にはカラフルなじゅうたんを敷く。3フロア吹き抜けになっている階段には貝を使ったつるし飾りをディスプレーするほか、壁面はターコイズブルーを基調にブランドアイコンをデザイン。階段のステップは一段ずつ異なるデザインのじゅうたんを敷いた。壁面随所には手描きの絵やさまざまな言葉が描かれている。

 「幸せ、楽しむこと、夢を伝えたい」という商品はカラフルな色使いやパッチワーク、独創的なプリントが特徴的。ディテールにもこだわり刺しゅうなども入れている。中心価格は、コート=4万800円、ワンピース=1万9,000円、カットソー・Tシャツ=7,000円台、シャツ=1万3,900円。キッズ(おおよそ3歳~13歳)は、ダウンジャケット=1万3,900円、ワンピース=7,900円ほか。メーンコレクションのほか、ディズニーやシルク・ドゥ・ソレイユ、クリスチャン・ラクロワ(レディスのみ)とコラボした商品も展開する。

 東京への直営店出店は「夢だった」と話すアジア担当副社長ジョルディ・バルセイス・バルスさん。原宿エリアについて「流行に敏感な人たちが多い」とし、「幸せな気分になるためにぜひ訪れてみてください」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~21時(金曜・土曜は22時まで)。来年1月1日は休み。初年度売り上げ目標は5億円。

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