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渋谷パルコで「粘土プロレス」展-デハラユキノリさんの新作一堂に

米ハリー・レイス元選手が好きだというデハラユキノリさん

米ハリー・レイス元選手が好きだというデハラユキノリさん

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 渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート1「ロゴスギャラリー」(TEL 03-3496-1287)で11月14日、フィギュアイラストレーター・デハラユキノリさんの新作フィギュア展「粘土プロレス~ワールドハチャメチャシリーズ2012~」が始まった。

プロレスのパフォーマンスを行ったデハラユキノリさんと金子ナンペイさん

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 1974(昭和49)年高知県生まれのデハラさん。大阪芸術大学デザイン科を卒業後、1999年からフィギュアイラストレーターとして東京を拠点に活動。2008年から明治製菓「きのこの山」のCMキャラクター「きの山さん」を手掛けているほか、アーティスト「いきものがかり」のCDジャケットなども担当している。

 今回のテーマは「プロレス」。プロレス団体「ネンドプロレス」を立ち上げ。同団体の代表であり選手でもある「万願寺一郎」と、そのライバルにあたる「ゼビアス・デイアス」などのほか、解説者「子暮坂敏郎」、花束ガール「畑山ショーコ」などのキャラクターを制作。場内には69点をディスプレーする。価格は8,000円~1万2,000円。タオル(1,260円)やTシャツ(3,990円)などのプロレスグッズのほか、明太子のキャラクター「めんた君」など各キャラクターの商品も販売する。

 初日となった14日、デハラさんが副会長を務める男性だけのペインター集団「メンペ(正式名称=東京メンズペインター協会)」がパフォーマンスを実施。デハラさんが万願寺一郎、同集団の会長を務めるイラストレーター金子ナンペイさんがゼビアス・デイアスとなり、15分三本勝負を繰り広げた。

 両者共に反則となり引き分けという結果になったが、この日来場したゼビアス・デイアスが「偽物」と判明。あらためて今月25日14時から、同館スペイン坂で「本物の」ゼビアス・デイアスと万願寺一郎の15分一本勝負を行うという。同日は「めんた君」の着ぐるみも来場し撮影会やサイン会なども開く。

 かねてよりプロレス好きで、アメリカのハリー・レイス元選手が好きだというデハラさん。「プロレス(という題材は)見飽きているだろう、ストレートすぎると思い避けていた」というが、「若い子が昔のプロレスを知らないと聞いて、世界観を伝えなければと思った」と振り返る。「(作品を見て)懐かしんでいただいても、新しいと感じていただいてもいい。中年のサラリーマンのキャラクター『サトシ君』が、鍛えもせずにプロレスに挑んでいるところも見どころ」とも。

 営業時間は10時~21時(最終日は17時まで)。入場無料。今月27日まで。会期中は可能な限りデハラさんも来場予定(連日13時~)。

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