カカクコム(渋谷区恵比寿南3)は11月1日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」で行った「iPhone5」に関するアンケート調査の結果を発表した。
調査エリアは全国で、対象は同サイトの登録ユーザー。回答者数は7131人で、性別は男性91.5%、女性8.5%。調査期間は10月4日~10月15日。
調査時点におけるiPhone5の所有率はソフトバンクとauを合わせて10.1%。iPhone5の満足度のトップは「処理速度」で、「サイズ・デザイン」「LTE」なども高いスコアをマークした。一方、満足度が低かったのは「マップアプリ」「FaceTime」「ビデオ撮影」などだった。
回答者全員を対象に「デザリング」について聞いた結果、87%が「利用したことがない」と答えた。iPhoneシリーズ以外のユーザーを対象に聞いた、テザリングを使ったデータ通信で用いる月々のパケット量(データ通信量)は全体の9割近い86%が7GB以下だった。iPhone 5のテザリングに関しては、ソフトバンク、auとも、定額料金で利用できるのは7GBまでという制限を設けており、それを超えると超過料金となるが、概ね定額料金の範囲内で収まることがうかがえる。
iPhone5購入時の手続き方法としては、ソフトバンクユーザーの9割が機種変更、auユーザーの4割はMNPでの乗り換えによるものという結果に。またiPhone5から対応が始まった「LTE」の接続状況では、iPhone5を所有しているソフトバンクユーザーの41%、auユーザーの32%が「LTE」へ安定してつながると回答している。
今後、iPhoneシリーズに期待する機能・サービス面では、「バッテリー容量の拡大」が24%と最も多く、「防水機能」(21%)、「おさいふケータイ機能」(14%)、「SDカードリーダー」(11%)がこれに次いだ。
iPhone5を持っていない回答者からの期待値も高く、特にiPhoneユーザーの約半数が乗り換えを検討しており、iPhone5の出足は極めて好調であることが分かる結果となった。