渋谷や原宿の商業施設やセレクトショップを中心に10月20日、ファッションイベント「SHIBUYA FASHION FESTIVAL(シブヤ ファッションフェスティバル、通称シブフェス) vol.2」が開かれ、ハチ公像が「ドレスアップ」した。
ハチ公像が着用したのは大阪芸術大学(大阪府南河内郡)デザイン学科情報デザインコース3年の串野由季さんがデザイン。ファッションやデザインを勉強している学生から公募した約450点の応募作品の中から選ばれた。
昨年の同企画を見て、今回作品を応募したという串野さん。テーマは「シックにおしゃれに」。ドレスアップしたハチ公像は、公募の条件だったピンク色の蝶ネクタイ風の飾りをアクセントに、フリルをレイヤー状に重ね、「よそ行き」仕様に。「あまり派手な色を使わず、別の部分で特徴を出したい」と、フリルなどでオリジナリティーを出した。苦労した点は「色のバランス」としながらも、「この衣装をハチ公が着るとどうなるのだろうと思いながらデザインするのはとても面白かった」と振り返る。「まさか選ばれるとは思っていなかったので、聞いた時は本当にうれしかった」と喜びを表す。
作品お披露目の場となった同フェスは、今回で3回目を迎え、現在「渋谷ヒカリエ」(渋谷2)を中心に開催されている「東京コレクションウィーク(以下東コレ)」に合わせ開かれている。今回は「みやしたこうえん」を公式会場に、「シブフェスパーク」と称し、クリエーティブ集団GYPSY THREE ORCHESTRAが協力。「BLOCK COMMUNICATION」をテーマにコンテンツを展開している。渋谷・原宿エリア約300の参加ショップでは、限定商品やノベルティー、フード・ドリンク、ナイトアウト(営業時間の延長)などの企画も実施。「シブフェスパーク」の公開は22時まで。入場無料。