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南青山にパンケーキと洋食の店「ミエル ミエル」-被災地支援も

フランスの街角をイメージさせる壁画を描いた外観

フランスの街角をイメージさせる壁画を描いた外観

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 南青山・外苑西通りにパンケーキと洋食の店「miel miel(ミエル ミエル)」(港区南青山3、TEL 03-3479-0832)がオープンして2カ月が過ぎた。経営はMISSION HOUSE(千代田区)。

エッフェル塔のオブジェも展示する店内

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 同社は「Grand E’ terna Cafe虎ノ門」(港区)などの飲食店、拓殖大学寮内のカフェ&レストランなどを手掛けるグランエターナサービス(新宿区)が、同店オープンに向け創業。東日本大震災直後から南三陸や陸前高田の小学校に足を運び、炊き出しなどをしていた同社。被災地の子どもたちやその親の笑顔・喜ぶ姿を見て、「子どもたちのために何かできれば」と同店をオープンした。

 同店では、「smiling children 笑顔の素 project」と称し、定期的に被災地の子どもたちとパンケーキ教室を開くプロジェクトを展開。パンケーキ3枚を注文した客には初めに2枚を提供。3枚目は、食べることもできるが、食べずに「笑顔の素(パンケーキの粉)」として寄付することもできる。集まった分は、半年に1回被災地で開くパンケーキ教室で子どもたちと一緒に焼いて食べるという。同店ではスタンプカードを用意し、寄付者にはパンケーキ1枚につきスタンプ1つを押印。10個たまると「アフタヌーンティーセット」を無料で提供する。

 店名の「miel」はフランス語で蜂蜜の意味。店舗面積は約30平方メートル。席数は30席(うち個室4席)を用意。フランスをイメージした同店のファサードには、フランスの街角をイメージさせる絵を描いているほか、店内には170センチほどのエッフェル塔のオブジェをディスプレーする。

 パンケーキには北海道産の小麦をブレンドした粉を使う。蜂蜜にこだわる同店では、「はちみつ工房 つちや」(岐阜県中津川市)の蜂蜜をメーンに使うが、フランス産、スイス産の蜂蜜計3種から選ぶことができる。バターと蜂蜜、粉砂糖に加え6種のパウダーをかけることができる「mielパンケーキ」(2枚=580円、3枚=780円)や、バニラアイスの載った「白桃と白桃ゼリーのパンケーキ」(同1,100円、同1,300円)、「チェダーチーズとパンチェッタ」(同800円、同1,000円)など、デザート系5種、フード系4種の計9種を用意。

 ランチ(15時まで)には、サラダとドリンク付きのパンケーキセット(1,000円~1,200円)、足柄牛のロコモコ丼、サーモンとアボカドのサラダご飯(各1,000円)などをそろえる。客単価は、ランチ=1,100円、ディナー=2,500円弱。

 オープン後は近隣住民など30~40代を中心に来店。男女比は4対6程度。パンケーキ注文客の4割ほどが 「smiling children 笑顔の素 project」に賛同し10月9日までに7641枚分の「笑顔の素(パンケーキの粉)」が集まった。マネジャーの青松秀樹さんは「子どもたちのために何かできないかと開いた店。出会った子どもたちが将来、パンケーキ屋で働きたいと考えるなど、少しでも夢を持ってくれればうれしい」と話す。

 営業時間は11時~23時(日曜は18時まで)。

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