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渋谷で「東京ごはん映画祭」-15作上映、ごはん付きイベントも

プレミア上映となる石垣島・無国籍料理店「辺銀(ペンギン)食堂」のオーナー夫婦をモデルにした「ペンギン夫婦の作りかた」より©2012「ペンギン夫婦の作りかた」製作委員会

プレミア上映となる石垣島・無国籍料理店「辺銀(ペンギン)食堂」のオーナー夫婦をモデルにした「ペンギン夫婦の作りかた」より©2012「ペンギン夫婦の作りかた」製作委員会

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 シアター・イメージフォーラム(渋谷区渋谷2、TEL 03-5766-0114)を中心に10月6日から、映画と食の複合イベント「第3回 東京ごはん映画祭」が開催される。

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 2010年、恵比寿を拠点に始まった同映画祭。3回目を迎える今年は同シアターに拠点を移し国内外の「おいしい映画」を紹介するほか、食事付きの上映会、ライブ、トークショーなどのイベントなども展開する。

 期間中、同祭のテーマ作でもある、フードディレクター野村友里さんが監督した食の原点をたどる「eatrip」をはじめ15作を上映。石垣島に店を構える無国籍料理店「辺銀(ペンギン)食堂」のオーナー夫婦をモデルに、「石垣島ラー油」の誕生経緯、夫婦の絆などを描いた「ペンギン夫婦の作りかた」(平林克理監督)もプレミア上映する。

 そのほか、昨年7月に閉店した「世界一予約の取れないレストラン」と言われたスペインの「エル・ブリ」と、同店の料理長フェラン・アドリアさんを追ったドキュメンタリー「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」(ゲレオン・ヴェツェル監督)、ニューヨークのレストランを舞台に繰り広げられるサスペンス「ディナーラッシュ」(ボブ・ジラルディ監督)、アカデミー助演女優賞などを受賞した「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」(テイト・テイラー監督)、小学校の給食を全てオーガニックにする試みを導入したフランス南部のバルジャック村を約1年追いかけた「未来の食卓」(ジャン=ポール・ジョー監督)などをラインアップ。

 スパイラル(港区南青山5)3階のホールでは、レシピ本「食べようび」(オレンジページ)と料理家・枝元なほみさんが考案した和風野菜レシピ料理が付く「しあわせのパン」(三島有紀子監督)の上映会を、地下1階「CAY」では沖縄出身の唄者・上間綾乃さんのライブ、食事付きの「eatrip」の上映会などを、それぞれ予定する。

 同祭では、小さな子どもを連れた母親のための「ママのための上映会」や視覚障害を持った人のため状況説明音声ガイダンス電波を同時に発信する「耳で見る上映会」なども用意。スパイラルホールでは今月20日を「ママのための上映日」と位置付け、会場前方を椅子ではなくじゅうたん敷きの「フラット席」(20人)にする。当日は、保育士による子育て支援グループ「asobi基地」による子どもの遊び場提供や子育て相談を行うほか、イギリスの絵本の主人公「メイシーちゃん」の着ぐるみも登場するという。

 上映スケジュールなどはホームページで確認できる。鑑賞料は、一般・学生1回券=1,400円、シニア・高校生・小中学生1回=1,000円ほか(「ペンギン夫婦の作りかたのみ、一般=1,800円、学生=1,500円」。今月21日まで。

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