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ユーロスペースで「ブラジル映画祭」-8作上映、観客投票企画も

1982年に亡くなったブラジル人女性歌手エリス・レジーナの実録映画「エリス・レジーナ ~ブラジル史上最高の歌手~」より

1982年に亡くなったブラジル人女性歌手エリス・レジーナの実録映画「エリス・レジーナ ~ブラジル史上最高の歌手~」より

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 渋谷・円山町のミニシアター「ユーロスペース」(渋谷区円山町、TEL 03-3461-0212)で10月6日から、「ブラジル映画祭2012」が開催される。

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 ブラジル文化の認知拡大、両国の文化交流促進などを目的に2005年から始まり、今年で8回目を迎える同映画祭。東京会場となる同シアターを皮切りに、大阪・京都・浜松の4都市でブラジル映画を上映する。今年は「笑顔」をテーマに8作を上映。

 ブラジルからは、1982年に亡くなったブラジル人女性歌手エリス・レジーナの歌声やコンポーザーとのインタビューなどを収めたドキュメンタリー「エリス・レジーナ ~ブラジル史上最高の歌手~」(フェルナンド・ファーロ監督、1973年)、移動サーカス団を率いるピエロのベンジャミンの生きる意味を探す姿を描いたコメディー「センチメンタルなピエロの旅」(セルトン・メロ監督、2011年)、ブラジル国内で人気が高い歌「アザ・ブランカ」の作詞家ウンベルト・テイシェイラの軌跡を追いながら、ブラジル音楽「バイアォン」の歴史をひも解くドキュメンタリー「バイアォンに愛を込めて」(リリオ・フェヘイラ監督、2008年)など6作を上映。いずれも国内初公開となる。

 特別招待作品として、浜松在住の日系ブラジル人の5人の若者たちを2年半にわたって追いかけたドキュメンタリー「孤独なツバメたち ~デカセギの子どもに生まれて~」(津村公博監督、中村真夕監督)、母親の出稼ぎで日本に来たブラジル人の少年リカルド(長田たけしさん)がある日、「幻の青い金魚」に遭遇。その金魚が町全体に奇跡を起こす「茜色の約束 ~サンバ Do 金魚~」(塩崎祥平監督)の国内製作作品2本を上映する。

 今年は新たに、劇映画部門とドキュメンタリー映画を対象に、観客による一般投票で、それぞれの「最優秀作品賞」を決定する「ブラジル映画祭グランプリ」や、在日ブラジル人学校の生徒たちが製作した1分間の短編を上映する「ジュニア・フィルム・カーニバル~子どもたちが作る1分間映画」などを新たに実施する。

 鑑賞料は、一般=1,500円、学生=1,200円、4回券=5,000円ほか。上映時間などはホームページで確認できる。今月15日まで。

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