恵比寿に9月18日、クリエーター向けの会員制コワーキングスペース「エビスシゴトバ」(渋谷区恵比寿南2)がオープンした。運営はデジパ(同)。
ウェブサイト制作やウェブマーケティング支援などを手掛ける同社が新事業として手掛ける同所。同社は2005年ごろからスーパーフレックス制度を導入しており、社員は自宅やカフェなどで作業。「業務効率を向上させることができた」ほか、社員の「就職業態に関する満足度を高めることができた」という。
このようなワークスタイルが「当たり前に浸透する日が来る」と考えていた同社は、ノマドワーキングなど近年の「自由なワークスタイル」の広まりを受け、「何らかのバックアップができないか」と、同所の開設を決めた。
同業界で活動するクリエーターを対象にすることで、将来的に仕事相手を見つけ、情報交換をするなど、スキルアップを支援し、「業界全体の盛り上がりに貢献できれば」としている。
店舗面積は約45平方メートル。席数は12~14席を用意。幅120センチ×長さ240センチの大きなサイズのテーブルを2台用意し、少なめに席を配置することで広い作業スペースを確保。フロア内には利用者が自由に利用できるライブラリーも設け、技術書から小説まで幅広く600冊ほどをラインアップ。ドリンクはエナジードリンクや、コーヒー、紅茶などを常備。電源、無線LAN完備。
利用料は、利用ごとに料金を支払う「都度利用」=1回1,300円、1カ月使い放題の「定額利用」=1カ月5,250円、1年間のフリーパス「年額利用」=5万2,500円。初回登録費は別途1万500円。
今後、クリエーター向けのイベントやセミナーなどを定期的に開催する予定。「クリエーターの方が、自身のスキルアップや新しい仲間・仕事を得るきっかけになるようなイベントを開くことで、クリエーター同士がつながる場所になれば」と、同社取締役・加藤善規さん。「クリエーターの方の第2の仕事場にしていただけるような、落ち着く雰囲気のコワーキングスペースを目指す」
営業時間は10時~18時。土曜・日曜・祝日は定休。