神宮前の東京ウィメンズプラザ(渋谷区神宮前5)で10月7日・8日、「世界自然・野生生物映像祭 in 東京」が開催される。主催はNPO法人「地球映像ネットワーク」(新宿区)。
建築家・坂口恭平さんを追った「モバイルハウスのつくりかた」より
英「ワイルドスクリーン」、米「ワイルドライフ・フィルム・フェスティバル」の姉妹映像祭として1993年から2年に1度、富山県で開催されている本祭。東京では2006年から毎年開催され、今年で7回目を迎える。
今年は「今、見つめなおす命」をテーマに、過去の応募作品や受賞作品の中から「日本のワイルドライフ映像」を中心に8作品を上映する。作品は、コーン畑に集う動物やそこに暮らすハムスターの家族を通じて、コーン畑の秘密を探る「ポピーの約束~コーン畑の秘密~」、カメルーン北部のマンダラ山地に暮らすモフ族と、そこに生息する昆虫との生活を追った「昆虫の王~ジャグラバック~」、インドネシアで森林伐採の被害に遭った、メスのオランウータンの物語「グリーン」、イチジクと、イチジクの受粉と産卵に生涯を費やす昆虫「イチジクコバチ」の共生関係を収めた「森の女王~イチジクの木の物語~」など。
特別上映作品として、「建てない」建築家・坂口恭平さんの初めての建築作品「モバイルハウス」の制作を追った「モバイルハウスのつくりかた」(本田孝義監督)、医師4人へのインタビューや、震災後福島・二本松市に残る決心をした家族の映像を織り交ぜた「内部被ばくを生き抜く」(鎌仲ひとみ監督)のドキュメンタリー2本を上映。期間中、本田監督のトークショーや、林琢也さんのピアノ演奏会も予定する。
上映スケジュールなどはホームページで確認できる。入場無料(特別上映作品は1,000円、高校生以下無料)。定員は各回180人。