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「ダンストリエンナーレトーキョー」開催迫る-青山エリア6拠点で

振付家・演出家・ダンサーの伊藤千枝さん率いる「珍しいキノコ舞踏団」も参加する。©Hiraku Ikeda

振付家・演出家・ダンサーの伊藤千枝さん率いる「珍しいキノコ舞踏団」も参加する。©Hiraku Ikeda

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 青山円形劇場(渋谷区神宮前5、TEL 03-3797-5678)など青山通り周辺で9月27日、コンテンポラリーダンスの祭典「ダンストリエンナーレ トーキョー2012」が開幕する。

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 青山劇場・青山円形劇場をメーン会場に、2002年にビエンナーレとして始まった同イベント。2004年から青山通り沿いの文化施設「スパイラル」(港区南青山5)と連携し、2006年にはトリエンナーレに変更。2009年からは、書店「青山ブックセンター本店」(神宮前5)、青山通りそばのミニシアター「シアター・イメージフォーラム」(渋谷2)とも連動している。

 5回目となる今回は新たに、国連大学(神宮前5)、東京ドイツ文化センター(港区)も拠点に加わった。日本やベルギー、ブラジル、インドネシア、イスラエル、オランダなど10カ国から15以上のダンスカンパニーが参加。ダンスパフォーマンスやダンス・ワークショップ、ダンスショウケース、ダンスフィルム、シンポジウムなどのプログラムを展開する。

 初来日となるフランスを拠点に活動するアルジェリアのナセラ・ベラザさんは、デュオ1作・ソロ2作からなる新作「La Trait(一筋の描線)」を、南米から初招聘(しょうへい)された振付家でダンサーのリア・ロドリゲスさんは、アマゾン川を逆流する潮流をタイトルにした「POROROCA(ポロロッカ)」を、それぞれ披露。向井山朋子さん、ニコル・ボイトラーさん、ジャン・カルマンさんによる「シロクロ」は世界初演となる。

 今回新たに開催するアジア・日本の振付家による作品を特集する「ASIA FOCUS」では、インドネシアのジェコ・シオンポさんの「Emmo(エンモ)」や、韓国チェ・チンハンさんの「I want you to be happy」、近藤良平さんの「恋のバカンス」を公演。3度目の参加となるヤスミン・ゴデールさんや、振付家・演出家・ダンサーの伊藤千枝さん率いる「珍しいキノコ舞踏団」なども参加する。

 ほかにも、スパイラル1階・青山通り沿いの「ショウケース」では、連日フェスティバル参加アーティストが4メートル四方のガラス張りの中でパフォーマンスを行うほか、こどもの城ピロティでは、日替わりでアーティストが屋外パフォーマンスを繰り広げる。

 シアター・イメージフォーラムではダンスフィルムを上映。作品は、2010年に逝去した舞踏家・花柳寿々紫の人生を追ったドキュメンタリー「スペース・イン・バック・オブ・ユー」(リチャード・ルトコウスキー監督)や、画家・彫刻家・振付家のヤン・ファーブルさんの原案を基に製作した「美の戦士たち」(ピエール・クーリブフ監督)、インドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」を基に構成されたミュージカル「オペラ・ジャワ」(カリン・ヌグロホ監督)ほか。

 鑑賞料は、ダンスパフォーマンス=当日4,300円ほか、ダンスフィルム=当日一般1,300円ほか。プログラム詳細などは公式ホームページで確認できる。10月14日まで。

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