渋谷ロフト（渋谷区宇田川町）6階「INTERAD」フロアに9月7日、国内初出店となるパリ発アート雑貨ショップ「ARTEUM（アルテウム）」がオープンした。

「夢のような思い」と話す創業者のロレーヌ・ドゥシェさん

　2008年、ロレーヌ・ドゥシェさんが「アートを一般に親しみやすくすること」を目的に創業した同店。店名はArtとMuseumの造語。現在、ルーブル美術館の地下ショッピングセンターに出店する旗艦店を含め3店舗を展開している。ロフト（千代田区）が独占契約を交わし展開する同店は、フランス国外初の店舗となる。

　店舗面積は約100平方メートル。店内は白や黒を基調にし、壁面上部やレジカウンター側面にはアーティストの名前が記されている。

　商品は400～500品目を取りそろえる。マスターライセンスを持っているル・コルビュジェやルネ・マグリッドらの作品にインスピレーションを受けたオリジナル商品、ルーブル美術館、ベルギーのマグリット美術館など各地のミュージアム・ショップ商品、枚数限定でシリアルナンバー入りの写真、実物大のギターの写真、ポスター、置物、ステーショナリー、アクセサリーのアート雑貨、デザイン雑貨など。価格帯は1,000円～10万円ほど。商品は2カ月に1回、テーマを決めて入れ替える。

　今回の出店に「夢のような思い」と喜びを表すドゥシェさん。オープンに向け初来日を果たし、「（渋谷に）魅了されている。この街からインスピレーションを受ける」と話す。「日本人の伝統を重んじるとともに、豊かな感受性で新しいカルチャーを生み出そうとする面が好き。店を通じてそれを表現できたら」とし、「店に来るのにアートの知識などはいらない。新鋭から著名アーティストまで幅広くそろえているので、気に入った商品を見つけてアートやカルチャーを日常生活の一部にしてもらえれば」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は10時～21時。