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「渋谷ロフト」が8年ぶりの全面改装-ムービングロゴ・制服も刷新

25年ぶりに新調したエントランスのムービングロゴ(機械仕掛けのLOFTの文字)

25年ぶりに新調したエントランスのムービングロゴ(機械仕掛けのLOFTの文字)

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 渋谷ロフト(渋谷区宇田川町、TEL 03-3462-3807)が9月7日、リニューアルオープンする。経営はロフト(千代田区)。

バスクシャツをモチーフにした同店オリジナルの制服

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 1987(昭和62)年に1号店として開業した同店。8年ぶりの全面改装となった今回のリニューアルテーマは「Art & Design」。これまでの「今欲しいもの」の集積から、「欲しいもの+α」を提案するという。

 取扱商品は、人気のシールを3分の1ほどに、キャラクター雑貨を半分ほどに、それぞれ減らすなど約7万6000種に絞った。同店独自のバイヤーを置き、全体の2~3割が他のロフトにはない同店独自のアイテムとなる。商品の平均単価は約2,600~2,700円と、これまでより1割ほどアップ。隣接する西武渋谷店の客の誘導を図るなど、これまで10代後半~30代の客が中心だったが、40代以上の取り込みも図る。7割が女性客ということもあり、今後も女性を意識した品ぞろえを行っていく。

 同店は地下1階~6階の計7フロアで、店舗面積はロフト最大の1655坪。フロア内の什器はラックから曲線を多用した什器に変更するほか、フロア単位で什器や床の色、照明の色合いを変化させる。道線を広く取るなど「ゆっくりと買い物ができるよう」工夫。「季節感あふれる店内装飾」としてリニューアル時には、本物のモミジの植栽を各フロアにディスプレーした。併せて、黄色のシャツで知られるスタッフのユニホームを同店のみ、バスクシャツをモチーフにしたボーダーに変更。これまでセルフ型販売方法から接客を重視したスタイルを取るため、「フレンドリーなデザイン」に仕上げたという。

 正面玄関にはWi-Fiスポットを設け、待ち合わせスポットとしての利用を見込むほか、脇に設置しているムービングロゴ(機械仕掛けのLOFTの文字)を25年ぶりに新調。カラフルな歯車と「LOFT」の文字がバラバラに動き、また文字が完成するようになっている(営業時間内は40秒ごとに40秒間稼働)。同所のBGMは、コーネリアス(小山田圭吾)さんが手掛けたものに変更する。

 地下1階文具フロアはバリエーションを拡充。1階には、米ニューヨークのクリエーター集団「A/M」のコーナーを導入するほか、国内各地の土産に適したグッズを集めた「ジャパンスーベニールショップ」も初展開。

 「オーガニック&ナチュラル」をキーワードに原料や素材にこだわったスキンケア、ヘアケア、ボディーケア商品を集積する2階は、20~30代の女性をターゲットに「美と健康のライフスタイル」を提案。3階家庭用品フロアは30~40代の女性顧客のニーズに応える品ぞろえを行う。新たに「食」をテーマにした売り場を設け、食材の取り扱いを本格的に始めるほか、「ナチュラル」をテーマにした一角では天然素材や化学薬品を使っていないクリーン用品を扱う。

 4階インテリア関連フロア中央には、「シーズン×エリア」でくくった商品の企画スペースを用意し、季節ごとにテーマに沿ったリビング雑貨を紹介する。5階バラエティー雑貨フロアには、サイクルショップを新たに展開。「健康×気軽=サイクルジョギング」をテーマに、女性目線のカジュアルウエアやサイクルパーツに重点を置いた商品を集積する。

 6階には、国外初出店となるパリのアート雑貨ショップ「アルテウム」が出店するほか、ロフトのバイヤーがセレクトしたデザイン雑貨を集めた「INTERAD/international designショップ」、国内外問わず18人の若手クリエーターの作品を常時紹介する「INTERAD/Flying ARTAPARTMENT」、ギャラリースペース「INTERAD/LOFT FORUM」で構成。

 同社渋谷営業部渋谷営業企画部の田中寛子さんは「通っていただいていた方からはガラっと変わった印象があると思うが、期待を込めて引き続きご利用いただければ。これからもお客さまの要望に応えることを第一に考えていきたい」と意欲を見せた。

 営業時間は10時~21時。リニューアル後の初年度売り上げ目標は前年比105%を見込む。オープン記念として3,000円以上の購入客先着3000人に、トートバッグブランド「ルートート」のバッグを進呈。

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