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東横線渋谷駅が開業85周年-副都心線との相直運転開始まで200日

駅構内に設置したカウントダウンモニュメントと(左から)毛内定夫駅長、益若つばささん、鎧塚俊彦さん

駅構内に設置したカウントダウンモニュメントと(左から)毛内定夫駅長、益若つばささん、鎧塚俊彦さん

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 東急東横線渋谷駅が8月28日、開業85周年を迎えた。同時に、来年3月16日に予定される東京メトロ副都心線との相互直通運転開始まで200日となった。

鎧塚俊彦さんが作ったバースデーケーキ

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 同駅は1927(昭和2)年、渋谷-丸子多摩川(現「多摩川」)間の開通に伴い開業し、翌1928(昭和3)年に現在の渋谷-横浜間にあたる区間で営業を開始。現在の駅舎は改良工事を経て1964(昭和39年)に竣工したもの。相互直通運転開始に伴い、来年3月15日の終電で営業を終了し廃止されることが決まっている。

 85周年を迎えた同日、駅構内で記念イベントを実施。モデルでタレントの益若つばささんが同駅駅長・毛内定夫さんに花束を贈呈したほか、パティシエの鎧塚俊彦さんがバースデーケーキを持って登場。砂糖で作られたケーキは、同駅舎の特徴である「かまぼこ型」の外観をモチーフにした土台に、「未来に向けて伸びていく」という思いを込め高く、「自然との調和」という思い込め白と緑を基調に仕上げ、「85」の数字を飾り付けた。

 同日、駅構内に、東横線のマスコットキャラクターを起用した相直運転開始までのカウントダウンモニュメント設置。モニュメントは中に入って記念撮影することもできるようにした。東急電鉄が制作した同キャラクターは主力車両5000系をモチーフにしたもので、現在愛称を公募している(9月28日まで)。

 益若さんはこの日、車体のカラーをイメージした全体がシルバーのスパンコールのミニスカート、赤いラインをイメージした赤のブーツといった「東横線ファッション」で登場。「週に3~4日くらい通っていた」という益若さんにとって渋谷は、「だいぶお世話になった。私が生まれた場所」。副都心線は「あまり利用したことがない」というが、「横浜まで直通で行けるのはアツい」とし、乗り換えがないことで「人より歩くのが遅くなるので、ベビーカーにとっては本当に便利になる」と母親ならではの意見も。

 渋谷ヒカリエが開業するなど再開発が進む現在の渋谷については、「良くも悪くも落ち着いているイメージ」で、「(今は)原宿の方が勢いがある感じ」という。今後に向けて、「渋谷が大好きなので、ずっと活気づいた『流行を発信するぞ!』というような場所になってほしい」と期待を込めた。

 昨年11月から同駅の駅長を務めている毛内さんは「(渋谷は)眠らない街。朝5時前にシャッターを開けるが、若い方を中心に多くの方が待っている」とし、「当駅といえばアーチが有名で象徴的。それが無くなるのは寂しい。歴代の駅長にも申し訳ない気持ち」と話す。さらに、「(営業終了まで)いろいろイベントを行っていくのでお立ち寄りいただき、(現渋谷駅の光景を)目に焼き付けていただければ」と呼び掛ける。

 同日より同駅限定で85周年記念入場券の販売も始めた。価格は1部300円。販売部数は3000部(1人5セットまで)。

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