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「パルコブックセンター渋谷店」復活へ-個性的なセレクト店目指す

渋谷パルコのリブロ・ロゴスを統合しオープンする「パルコブックセンター渋谷店」のイメージ

渋谷パルコのリブロ・ロゴスを統合しオープンする「パルコブックセンター渋谷店」のイメージ

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 渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート1地下1階の書店「リブロ渋谷店」と洋書店「ロゴス渋谷店」が8月23日、「パルコブックセンター(P-BC)渋谷店」(TEL 03-3477-8736)としてリ・オープンする。経営はリブロ(豊島区)。

日比野克彦さんが手掛けた「P-BC」のマークも再度起用する

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 1993年にオープンした「P-BC渋谷店」を前身とするリブロ渋谷店は、2004年に現在の店名に変更。1986(昭和61)年から営業を続ける「ロゴス渋谷店」と共に2店舗体制で営業を続けてきた。

 今回、同館の改編で「原点回帰→進化」をコンセプトに掲げていることから、このコンセプトに「シンクロ」したセレクトショップ構想が浮上。「リブロ渋谷店は個性的なセレクトショップとするべきであり、(それを)より強力にお客さまへアピールすること」を目的に、隣接していた両店を統合してリ・オープンするに至った。ショップコンセプトは「感性が共鳴する、居心地のよい本屋」。

 店舗面積は568平方メートル。店内はこれまで通りオレンジを基調に、什器も既存のものを使用。以前使っていた、アーティスト日比野克彦さんが手掛けたマークも再度起用し、店内に掲出するほかブックカバーや袋などにもプリントする。

 渋谷の店舗は以前から「エッジの効いた品ぞろえ」などで、他店舗に比べ「特異な店」。リ・オープンではさらに、同店独自のコーナーを展開。「渋谷型」のライフスタイルとニューカルチャー書を提案する「shibuya style」&「shibuya select」や、劇場が多い同エリアに対応した「ドラマハウス」、ロゴスの要素を引き継いだ洋書コーナーなど。

 蔵書数は約17万冊。各種専門書や一般書、コミック、雑誌など幅広いジャンルを取り扱い、デザインやファッション関連の書籍を多く、児童書などファミリー層向けの書籍は少なめにラインアップするなど、街の特性・客層に合わせセレクトする。

 オープン記念として同日から、3,000円以上の購入客先着300人にオリジナルファインペーパーブックカバーを進呈。同アイテムは紙の専門商社・竹尾(千代田区)とコラボレーションしたもので、独特のぬめり感と革をイメージした「コルドバ」を使い、屋号を刻印している。

 我妻利明店長は「渋谷のライフスタイルを凝縮した本屋として、『ここでしかないもの』『ここでしかないこと』を発信していく」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~21時。今後、他のパルコに出店している既存店を同じ屋号にする可能性はあるが未定だという。

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