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「金岡新聞」小5編集長・金岡陸君、渋谷・オンリーフリーペーパーに来店

オンリーフリーペーパーに来店した金岡陸君。後ろは店内の「金岡新聞」コーナー

オンリーフリーペーパーに来店した金岡陸君。後ろは店内の「金岡新聞」コーナー

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 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)のフリーペーパー専門店「Only Free Paper(オンリーフリーペーパー)」(TEL 03-6416-4422)に8月15日、「金岡新聞」を発行する和歌山在住の小学5年・金岡睦君が来店した。

書籍化された「金岡新聞」をアピールする金岡君

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 2010年1月(当時小学2年)に創刊した「金岡新聞」。友人が折り紙に学校で起こった出来事を「ニュース」として書いているのを見て始めたA4のフリーペーパーで、「金岡新聞社」として編集・発行。金岡君は毎週土曜日を「新聞を書く日」とし、1日かけて作成している。

 発行当初13部ほどだった発行部数は現在175部に増加。金岡君や母親が近所のポストに投函(とうかん)するほか、遠方に郵送でも届けているという。同店のほか和歌山や大阪の書店にも置いている。

 同店では現在、これまでの紙面をまとめた「金岡新聞」(飛鳥新社)が出版されたことを記念し、同新聞のバックナンバー10号ほどを展示するコーナーを展開している。金岡君は来場者とトークやサインなどにも応じた。

 同紙が書籍化されたことについて、「いろんな人に見てもらえるのがうれしい」と話す金岡君。日頃から同紙を読んでいる近所の人たちからは社歌や社訓が「面白い」と言う声や「(新聞の)成長が分かるところがいい」などの反応があったという。

 記事を書く上で気を付けている点は漢字の使い方。「あまり難しい漢字を使いすぎると子どもは読めないし、ひらがなばかりだと大人も読みにくい。そのちょうどいい中間を見つけるのが大変」だという。取材時には口調に気をつけているという。「大人の方に友達言葉で話すと相手の人に悪いと思うので敬語で話す」。カメラを持ち歩き自身で撮影する金岡君。「(写真を撮る際)一番大切だと思っているのはピントが合っていること。焦点が合っていないと『何の写真?』となるので、ブレないことと焦点がぼやけないことは絶対。写真の意味がみんなにわかるようにしようと心掛けている」

 「事実を調べるということは一緒」という点が共通しているという天文学者か新聞記者を夢見る金岡君。最近注目しているのは火星に探査機が到達したニュースで、「火星にも氷があることや、空気も少しあるということは、生命体がどこかに存在しているかも。存在していたらいいと思う」と話す。「火星に生命体が存在するのか、宇宙の果てが恐らくあるのは分かっているが、それを見つけたい」とも。

 「『いつも読んでいるよ、勉強になるよ』って言われたり励ましてくれたりするとうれしい」と笑顔を見せる金岡君。「子どもから大人まで、みんなに笑顔と元気を送れる記事を書けたら」意欲を見せ、書籍について、「これを買ったら、多分心が温まると思う」とPRした。

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