原宿・神宮前遊歩道付近で8月7日、「原宿打ち水大作戦」が実施された。主催は原宿神宮前商店会と打ち水大作戦本部(中央区)。
(左から)八木原保会長、千景さん、RinRinさん、神崎凛さん
「みんなで一斉に打ち水したら、気温が2℃下がるかもしれない」という呼び掛けの下、2003年から各地で展開している「打ち水大作戦」。同所での開催は昨年に続き2回目で、今年は慶応義塾大学、早稲田大学、上智大学の学生が運営に携わっている。
当初は前日の6日から3日間行う予定だったが、初日はあいにくの天気で中止となった。「打ち水大作戦」について、同商店会八木原保会長は「浅草をはじめ各地で行われ大きな社会現象となっている。もっと大きな輪になっていけば」と期待を寄せ、「これからの夏を皆さんと乗り切っていくためにも、打ち水を行いたい」とあいさつで述べた。
「原宿打ち水大作戦」隊長を務める上智大学文学部新聞学科2年の島村瑞希さんは「今日8月7日は立秋。暦的には秋だが、まだまだ暑い」とし、「江戸時代に始まったエコな文化が現代まで続いているのは意味があること。エコな文化を続けていけたら」と意欲を見せた。
打ち水には、アイドルでモデルの神崎凛さん、ティーンファッション誌「KERA」などで活動するRinRinさん、千景さんをはじめとするゴシック・ロリータ系のファッションに身を包んだ女性や、浴衣姿の学生などのほか、通りすがりの来街者など220人ほど(主催者発表)が参加した。打ち水に使う水は渋谷保育園(神宮前3)のプールで使っていた水を2次利用。1日200リットル、計400リットルをまく予定。
明日8日は16時から実施予定(水が無くなり次第終了)。