渋谷・井ノ頭通りに6月、インテリア・雑貨販売とカフェを併設したコンセプトショップ「マホウインテリア&カフェスイーツ」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6416-5428)がオープンした。経営はアティックプランニング(神南1)。
4フロア構成のカフェ&ダイニング「ark-PRIVATE LOUNGE/CAFE&DINING-」(恵比寿南1)、カフェラウンジ「アナログ」などの飲食店を手掛ける同社の新業態。かねてより、店内のインテリアに関して「評判がいい」ことから、自社セレクトによるインテリア・雑貨を持ち帰ることができることができる場を設けたいと考えていたという。そうした中、古家具や古材の仕入れルートを確立し、自社内でアンティーク商品を修復・リペアできるようになったことをきっかけに同業態を立ち上げた。
「空くのを待って出店した」という同所は、4階に同社が手掛けるカフェ&ダイニング「attic room(アティックルーム)」が出店するビルの3階。店舗面積は50平方メートル。席数は19席を用意。フロア内は厨房・客席・工房・売り場の4要素が一つになった空間に仕上げた。店内に設置している照明器具は全て購入することができる。
スイーツは常時6~8種を用意。トッピングや箱内の装飾など見た目に個性を持たせた、おもちゃのようなタルト「トイ・タルト」、アイシングクッキーが付いた「フレンチ・ココット」(以上600円)など。内容は月ごとに変えていく。そのほか、「アティックルーム」のランチサービスやドリンク類も提供する。客単価は1,000円。
リペア家具や古材・廃材を使った一点物のインテリアや雑貨類は、コンクリートから使用済みの金属のガス管が立ち上がっているデザインで、ソケットを付けることで照明として使う「ガス管オブジェ照明」(3,000円~6,000円)や使用済みのたるをくり抜き、座椅子部分を取り付けた「たる椅子」(2万8,000円)、オリジナルのウッドボックスに入れた多肉植物(800円~)、ルーペ(500円~)、木製のばね付き人形(700円)などをそろえる。
オープン後は男女ともに20~30代の来店が中心で、男女比は3対7程度。既存店の常連客も多いが、雑貨やインテリアを見に来店する客も多いという。「クラフトマンやパティシエなど、モノづくりの技術者が、お客さまと非常に近い距離を作業するということの価値を見いだしたい」と同社社長でプランニングディレクターの五味啓さん。「おしゃれなことが大好きな感度の高い20~30代の方たちがフラッと立ち寄れるような店になれれば」と話す。
営業時間は12時~20時(金曜・土曜・日曜・祝前日は24時まで)。月曜定休。