タワーレコード渋谷店（渋谷区神南1）が全面改装を行い、11月下旬にリニューアルオープンする。

　本年度、タワーレコードでは、新宿店、梅田大阪マルビル店と大型旗艦店の全面改装に着手してきたが、売り場面積1500坪、在庫数70万枚と世界でも最大規模のCDショップである渋谷店の全面改装に着手する。全面改装は、1995年6月に宇田川町より移転オープンして以来初。

　今回のリニューアルでは、「360°エンターテイメント・ストア」をコンセプトに据え、“LIVE”をキーワードに、「リアルショップでしか体験できないさまざまな価値を提供していく」という。

　在庫ではジャンル全体で10万枚を増強し80万枚とするとともに、フロア構成も現在の音楽ユーザーの嗜好（しこう）や買い回りの傾向などに合わせ全館を見直す。試聴枚数も現在の約2300枚から倍増させる予定。

　地下1階のイベントスペース「STAGE ONE」も全面改装し、ユーストリーム配信などを使った情報発信力を高め、より幅広いイベントを実施していく。さらに、各フロアにもフリースペースを設けることで、トークイベントや握手会、サイン会などのイベントを複数階で同時に行えるようにし、インストアイベントを倍増させる。

　売り場面積では、現在オフィスとして使っている8階の一部を展示や催事が行える多目的スペースにすることで約50坪増床し、リニューアル後は1550坪となる。8階・多目的スペースでは、現在、1階ラウンジスペースなどで行っているアーティストの写真展や衣装展をはじめ、有料イベントを含む企画イベントを打ち出していく。

　リニューアル工事は8月11日からを予定。8階と地下1階から始め、以後、フロアごとに改装していく。

　営業時間は10時～23時。