南青山3丁目交差点に今秋、インテリア・雑貨ショップ「Francfranc(フランフラン)」のコンセプトストア「Francfranc LOUNGE」(港区南青山5)がオープンする。経営はバルス(渋谷区神宮前5)。場所は、東急不動産(道玄坂1)が現在建設中の「スプライン青山東急」(地上8階・地下2階建て)の1階・2階。
ブランド20年目を迎えたフランフラン。「ラボラトリー的な位置付け」の旗艦店となる同店では、ドイツのアートブック出版社「TASCHEN(タッシェン)」や7月27日からフランフラン全店で販売を始める「ホテルライクな生活」を提案する新シリーズ「Francfranc Hotel and Resort」などを扱うほか、同店限定のアンティーク家具や、インターナショナルデザインストア「BALS TOKYO」の商品も一部ラインアップする予定。30~40代の取り込みを狙う。
店舗面積は1階と2階を合わせて約350坪。空間デザインは飲食店やホテルのメーンダイニングのデザインなどを手掛けるクリエーティブディレクターの小坂竜さんが担当。「『新しいフランフラン』のアイデンティティー」を表現するため、ファサードにはアーティストとコラボレーションしたレイヤーを施す。全体を通して「これからのフランフラン」を訴求できる「実験的な空間作り」を目指すという。
フロア構成は、1階=キッチンツールや食器、アロマグッズなどの雑貨中心、2階=家具や照明、クッションカバー中心、タッシェンを販売するコーナー、カフェ。そのほか、店内には音楽を聴くことができるスペースも用意する。
同店から400メートルほど離れた青山通り沿いには、2010年にオープンしたフランフランの旗艦店「アオヤマ フランフラン」(南青山5)を出店している同社。現時点では同エリア2店舗体制で営業を続ける予定で、「かぶらない」商品構成にするなどですみ分けを行うという。
開業は10月初旬を予定。