恵比寿駅西口で現在、東京メトロ1番出口とJR線西口改札口方面を結ぶ通路の新設工事が行われている。
急な降雨時は小走りで駆ける乗り換え客も多かった東京トロ~JRの連絡通路
JR恵比寿駅は1901(明治34)年、ヱビスビールの荷扱いを行う貨物駅として開業し、1952(昭和27年)、平屋建ての旧駅舎に改築。1997年には大規模な改築が完成し、アトレ恵比寿などが入る現在の駅ビルの姿になった。しかしながら、改築前後を通じて東京メトロ出口とJR西口の関係はほぼ変わらず、その間、わずか6~7メートル程度の部分には屋根がなかった。このため、急な雨天時などには、乗り換え客が足早に駆ける必要に迫られていた。
今回の工事は東京メトロ(台東区)が手掛ける。駅構内のバリアフリー化を促進するため1番出口でエスカレーターの新設工事を進めるのに合わせ、JR線との利便性向上を図り連絡屋根を新たに設ける。
連絡通路部分の土地はJR東日本と一部渋谷区が所有している。供用開始は7月下旬を予定。