渋谷ヒカリエ方面と渋谷駅東口を結ぶ横断歩道が5月7日深夜、廃止される。
横断歩道は明治通り(都道305号線)をまたぐ銀座線と並行して2階部分に架けられている跨道橋の真下にあるもので、明治通りとバス専用レーンの2カ所に設けられている。1956(昭和31)年、東急文化会館開業時に設けられた跨道橋は4月14日深夜、さらに並行して設けられた新たな跨道橋の完成により閉鎖された。旧跨道橋は8月末までに解体される予定。
横断歩道の閉鎖は渋谷駅街区土地区画整理事業の一環。東京都、渋谷区、民間の鉄道事業者などで組織する「渋谷駅街区基盤整備検討委員会」が策定した基盤整備方針によると、2012年度中に副都心線との相互直通運転を開始する東横線の地下化に伴い、駅の南側に孤立している埼京線ホームを移設、山手線ホームと並行させるほか、銀座線ホームは島式(1面2線)化する方針。
併せて、現在東急バスをメーンに京王、小田急各社のバスが乗り入れる西口バスターミナルを駅周辺に分散、ハチ公広場横にバスターミナルを含む広場を新設するほか、駅ビルの再開発で東口ターミナルも再編。タクシー乗り場の地下化に加え、国道246号線の拡幅で駅周辺道路をてこ入れする。
横断歩道は、4月26日に開業した渋谷ヒカリエの影響で利用者も増えていた。閉鎖は7日深夜の終電後を予定。