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米軍基地のドキュメンタリー「誰も知らない基地のこと」、渋谷で公開

米軍基地問題の真実に迫るドキュメンタリー「誰も知らない基地のこと」より

米軍基地問題の真実に迫るドキュメンタリー「誰も知らない基地のこと」より

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 シアター・イメージフォーラム(渋谷区渋谷2、TEL 03-5766-0114)で4月7日、米軍基地問題のドキュメンタリー「誰も知らない基地のこと」が公開される。

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 沖縄をはじめ国内に点在する米軍基地は、海外を含めると約40カ国に700カ所以上に上るという。同作は、2007年にイタリアで起きた基地拡大への反対運動をきっかけに、イタリア人の若手監督エンリコ・パレンティさん、トーマス・ファツィさんが、「なぜ基地をなくすことができないのか」という謎を探る旅に出て製作したドキュメンタリー。ビチェンツァ(イタリア)、ディエゴ・ガルシア(インド洋)、普天間(沖縄)などで、基地の近くで生活する住民や、米国際政治学者チャルマーズ・ジョンソンさん、米思想家で言語学者ノーム・チョムスキーさんなどの専門家への取材を通じ、「軍産複合体」の真実に迫る。

 「企画を立てた当初、日本で取材することは考えてもいなかった」としながらも、「でき上がった作品では、沖縄の撮影部分こそ最も重要なパートとなっていた。それは私たちが沖縄で目にしたことが、政治的、社会的、そして精神的に何よりも衝撃だったから」と振り返る両監督。「日本人の精神性の高さと心の強さを見せてくれた。彼らの姿に続こうと、日本の、そして世界の人々が、この映画によって勇気づけられることを願っている」とコメントを寄せる。

 初日7日(13時15分の回上映前)には両監督が舞台あいさつを行うほか、8日(15時15分の回上映後)にはジャーナリスト津田大介さんを、14日(13時15分の回上映後)には東京大学の姜尚中(カン・サンジュン)教授を招き、トークイベントを開く。

 料金は、当日一般=1,500円、大学・専門学生=1,200円、シニア・会員=1,000円。

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