渋谷区は3月5日、裏原エリア~キャットストリートにかけ「次世代型ハイブリッドLED街路灯」を設置した。
同街路灯は、東日本大震災発生後のエコ意識の高まり、防災の備えなどを「あらためて考え、確認し合うことが大切」と考えた区が、渋谷エコタウンプロジェクト実行委員会協力の下、賛同企業から寄贈を受け設置した。
今回設置したのは26基。デザインは工業デザイナー喜多俊之さんが監修。LEDランプを搭載した街路灯は、太陽光発電パネルでエネルギーをつくり、リチウムイオン電池でエネルギーを蓄える。災害などで停電した際も蓄えた電気で明かりがつく。同街路灯は「過去に自治体での導入例がない」という。
渋谷区桑原敏武区長は「デザインに優れ、環境に優しく、災害に強い次世代型ハイブリッド街路灯を設置できたことは渋谷区の誇り」とコメント。同実行委員会堺屋太一委員長は「これを機会にさらに楽しい街が作れるようになればありがたい」とも。
現段階で、他エリアに同街路灯の設置予定はない。