恵比寿南口交差点近くの「らーめん香月 恵比寿本店」(渋谷区恵比寿西1、TEL 03-5728-3375)が2月29日で閉店し、三軒茶屋へ移転する。
タクシー運転手をしていた穴見勝喜さんが1975(昭和50)年に青山で屋台として開業したのが始まり。2年後の1977(昭和52)年、並木橋に店舗を構え、1987(昭和62)年に現在の恵比寿に移転し営業を続けてきたが、今回、家賃の値上げなどから移転を決意した。
店舗面積は20坪、席数はカウンターのみで18席。「さっぱりとした」スープで、麺は細麺と太麺の2種類から選べる同店。ラーメンは元祖背脂系「しょうゆらーめん」「塩らーめん」(各800円)、「みそらーめん」(850円)、「ピリ辛みそらーめん」(950円)を用意。
同店には、近隣企業のオフィスワーカーや遠方から車で来店する客、週末の家族連れ客など幅広い層の来店があったという。「恵比寿もこの25年で変わり、その街の変化も見てきているので寂しい思いはある」と穴見さん。
創業時から、長年渋谷区内を中心にしてきたことから「恵比寿にも1店舗は構えておきたい」と、4月末には恵比寿駅東口エリアへの出店を予定しているという。「恵比寿に行けば『香月がある』と思ってくださっている方もいる。移転はするが、また恵比寿に戻ってくるので楽しみに待っていてほしい」
最終日も通常通り翌5時までの営業を予定(麺が無くなり次第終了)。三軒茶屋の店舗は3月3日オープン予定。