青山通り沿いのラーメン店「博多一風堂 南青山店」(港区南青山3)店内に2月8日、そば店「蕎麦COMBO WATANABE」(TEL 03-5772-1521)がオープンした。経営は力の源カンパニー(福岡県中央区)。
同社と、2009年に資本提携した信州そばを製造する渡辺製麺(長野県茅野市)両社のノウハウを「融合(=COMBO)」し開いた新業態。同店は、今後の展開へ向けた「ゼロ号店」として、実験的な要素も含むという。
「博多一風堂 南青山店」店内の使われていなかった空間に「ショップ・イン・ショップスタイル」で出店する同店。店舗面積は35平方メートル。席数はカウンターのみで10席を用意するほか、スタンディングテーブル2卓も用意する。店内は黒や深い赤、ブラウンを基調に仕上げた。カウンター上部に英字のサインを掲出、BGMにマンボをかけるなど「ラテンのにぎやかな雰囲気」も取り入れた。
そばは麺をつけ汁に浸して食べる「つけそば」。渡辺製麺の麺を使うほか、つけ汁のだしは鹿児島県・山川産カツオがベース。そばはスタンダードな「つけソバ」(昼580円、夜680円)、パクチーと水菜を載せ好みでオリーブオイルをかけて食べる「パクチーソバ」(同890円、同990円)、サツマイモの天ぷらに蜂蜜をかけて食べることもできる「イモ天ソバ」(同730円、同830円)、麺にサンショウが利いた肉みそをかけ、ゴマのつけ汁で食べる「スパイシーたんたんソバ」(同790円、同890円)、博多のもつ鍋にヒントを得たという「B級もつ煮ソバ」(同730円、同830円)の5種。麺大盛りは追加100円。トッピングは温泉卵(100円)、パクチー、かき揚げ、もつ(以上200円)など。
そのほか、板わさ、辛み大根、オリーブマリネ、キャロットラペ、おすすめチーズ(各350円)などのつまみ、生ビール(480円)、グラスワイン、日本酒、焼酎(以上350円~)などのアルコールを用意する。客単価は、昼=800円、夜=1,100円を見込む。
同社企画開発グループ小川剛さんは「気軽に普段使いしていただきたい。接客もかしこまりすぎず、メニューも個性的なので、楽しい店にしていければ。そばにラーメンの自由さを足すことで、すそ野が広がるのでは」と話す。
営業時間は11時~16時、17時~23時(日曜・祝日は22時まで)。