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「怪獣絵師・開田裕治とウルトラの世界展」、渋谷パルコで始まる

「怪獣絵師」の異名を持つ開田裕治さん。左手のカネゴンは「頭の中で描いていた通りに悩むことなく描けた」という

「怪獣絵師」の異名を持つ開田裕治さん。左手のカネゴンは「頭の中で描いていた通りに悩むことなく描けた」という

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 渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)パート1「ロゴスギャラリー」(TEL 03-3496-1287)で1月27日、「怪獣絵師 開田裕治とウルトラの世界展-ウルトラQ~ウルトラセブン-」が始まった。

開田裕治さん肉筆の「バルタン星人」も限定販売

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 1966(昭和41)年、特撮映画監督・円谷英二の構想の下、国内初の特撮白黒テレビ映画として制作された空想特撮シリーズ「ウルトラQ」。同展は、3年の製作期間をかけてHDリマスター・カラー化された「総天然色 ウルトラQ」のBlu-rayとDVD BOXの発売を記念して開く。ウルトラマンシリーズが45周年を迎えたことから、ウルトラマン、ウルトラセブンもラインアップした。

 「怪獣絵師」の異名を持つイラストレーター・開田裕治さんは、「ウルトラQ」をはじめ数々のウルトラマンシリーズを描き続けている。同展では、ウルトラマンやウルトラセブン、カネゴン、ペギラ、ゴモラなど、1980年代のLDジャケット、プラモデルジャケット、雑誌表紙用などに手掛けた原画25点を額装展示(洋書ロゴスのウインドー含め)。作品はジークレー複製画で販売する(B3サイズ=3万6,750円、LDサイズ=2万3,100円)。会場には「アンティークタッチ」のウルトラソフビなども並べる。

 会場では、同展のメーンビジュアル(3,780円)や「カネゴン図解」(3,150円)など開田さんがデザインを手掛けたTシャツ、「マルサン ガラモン450 ビビットオブジェ」(Blackハンド・Pinkハンド、各限定5個、各9,975円)、「ゆ~えすポケットミニソフビ『ビル箱』怪獣シリーズ バルタン星人」(限定10個、2,500円)などの会場限定品をそろえるほか、開田さんが書き下ろす「バルタン星人」の肉筆画も販売。作品には購入客の名前も書くという。限定20人。価格は5万2,500円。3月発送予定。

 「ウルトラシリーズを見て育ったようなもの」という開田さんは、20年以上前の作品を「たくさん描いてきたが、その中でも一番自由に描けた作品」と振り返る。一番思い入れがあるのは「カネゴン」で、「モノクロを見ていて、色や風景など頭の中で考えていた通りに悩むことなくあっという間に描けた」と話す。

 昨年8月、同所で「ウルトラQリターンズ」展が開かれた。「おしゃれの聖地のような渋谷で良いのかと思っていたが、ファミリー層(の来場)が多かった。当時見ていた子が大人になり、子どもがいる世代になり一緒に見に来てくれた」と開田さん。「ウルトラシリーズは45年になるが、今でも楽しめる作品。マニアの方も子どものころに見ていたという方も足を運んでいただければ」と来場を呼び掛ける。

 2月5日(13時~)には開田さんによる「ウルトラ怪獣直筆イラスト付きサイン会」を行う。期間中、同店で5,000円以上の購入客先着100人に参加整理券を進呈する。

 開催時間は10時~21時(最終日は18時まで)。入場無料。2月8日まで。

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