建築専門ギャラリー「GA ギャラリー」（渋谷区千駄ヶ谷3、TEL 03-3403-1581）で現在、「現代建築家のデビュー作展」が開催されている。

　国内の建築家32人のデビュー作を紹介する同展。出品建築家は、板倉準三や丹下健三、清家清、高橋てい一さん、磯崎新さん、黒川紀章、安藤忠雄さん、山本理顕さん、内藤廣さん、隈研吾さん、妹島和世さん、藤森照信さん、西沢立衛さん、藤本壮介さんなど。

　岡本太郎邸（現・岡本太郎記念館、港区南青山6）、渋谷駅、渋谷駅東口エリアにあった複合施設「東急文化会館」などを手掛けた坂倉は「パリ万国博覧会日本館」（1937年）、現在建て替え中の表参道沿い「ハナエ・モリビル」などを手掛けた丹下は「大東亜建設忠霊神域計画」（1942年）、青山ベルコモンズ（北青山2）などを手掛けた黒川は「西陣労働センター」（1962年）、表参道ヒルズ（神宮前4）や渋谷駅副都心線・東横線の「渋谷駅」などのほか、東京スカイツリーのデザイン監修も行っている安藤さんは「住吉の長屋」（1976年）、内藤さんは「ギャラリーTOM」（1984年、松濤2）、2003年に渋谷駅のファサード改修、2009年に改装オープンした根津美術館（南青山6）本館などを手掛けた隈さんは「伊豆の風呂小屋」（1988年）、ユニット「SANAA」で「ディオール表参道」（神宮前5）なども手掛けている妹島さんと西沢さんは、妹島さん＝「PLATFORM II」（1990年）、西沢さん＝「ウィークエンドハウス」（1998年）を、それぞれ出品している。

　開館時間は12時～18時30分。入場料は500円ほか。2012年1月22日まで。12月28日～1月6日は休み。