表参道エリアの渋谷区神宮前5丁目(住所の詳細は未発表)に12月27日、「Wendy’s(ウェンディーズ)」日本再上陸1号店がオープンする。5日、ウェンディーズ・ジャパン(港区)が発表した。
ウェンディーズは1980(昭和55)年、日本に初上陸したが、2009年12月31日付でゼンショー(港区)の子会社である日本ウェンディーズがフランチャイジー契約を終了したため71店舗全店が閉店した。
今年3月、昨年2月にその事業を売却するまで、米・大手宅配ピザチェーン店「ドミノ・ピザ」の日本におけるマスターフランチャイジーとして180店舗以上を展開していたヒガ・インダストリーズ(港区)が米ウェンディーズ・カンパニーと資本業務提携。4月に設立したウェンディーズ・ジャパンが国内の店舗運営などを手掛ける。
新生ウェンディーズ1号店の出店場所には、「日本のファッションの中心でありトレンド発信地である」表参道エリアを選んだ。店舗面積は290.55平方メートルで、席数は78席。
同店では、日本だけのスペシャルハンバーガー「Japan Premium(ジャパン・プレミアム)」4種類を展開予定。その中の一品「フォアグラ・ロッシーニ」は、作曲家・ロッシーニが好んだというフランス料理「ロッシーニ風ステーキ」をハンバーグ仕立てにしたもの。ビーフパティの上に特製フォアグラテリーヌをたっぷり載せ、マデラ酒とバルサミコを煮詰めたソースとトリュフクリームで仕上げるという。そのほか、ウェンディーズバーガー、チキンバーガー、ガーデンセンセーションズ・ミール・サラダ、チリ、フロスティなどの定番メニューもそろえる。
新生ウェンディーズPRのため10月にコンテストで一般公募した「広報アイドル・ウェンディーちゃん」は、審査の結果、高橋由真さんに決まった。ウェンディーズの最新情報を公式ツイッターや、さまざまなメディアで伝えていく。
ウェンディーズ・ジャパンでは今後、首都圏を中心に出店し、その後は全国展開を計画。5年間で100店舗を目標に据える。米国ウェンディーズ・カンパニーでは、日本におけるマーケットポテンシャルを700店舗と見込んでいる。
営業時間は9時~21時(1月3日まで、1月4日以降は8時~)。12月27日のオープンは12時を予定。