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ファッションブランド「ビズビム」、10周年機に表参道で展覧会

過去のプロダクトなどを展示しブランドの「『もの作り』の哲学」を総合的にプレゼンテーションする

過去のプロダクトなどを展示しブランドの「『もの作り』の哲学」を総合的にプレゼンテーションする

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 表参道「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)3階のギャラリー「EYE OF GYRE」(TEL 03-3498-6990)で現在、メンズを中心としたファッションブランド「visvim(ビズビム)」の展覧会「visvim: Study and Practice Exhibition」が開催されている。

1800年代など「歴史的」なプロダクトも展示

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 昨年設立10周年を迎えた同ブランド。2000年、ディレクターの中村ヒロキさんがキュピズム(目黒区東山3)を設立し靴の販売をスタート。現在はメンズを中心にフットウエア、アパレル、アクセサリーを扱うトータルブランドとして展開。同ブランドを扱うショップ「F.I.L」は国内と香港に計8店を出店している。

 同展ではこれまで発表してきたプロダクトのアーカイブと、レファレンスされた「歴史的」プロダクトを同時に展示し、同ブランドの「『もの作り』の哲学」を総合的にプレゼンテーションする。1800年代のアメリカのモカシンと、それを基にベジタブルタンニンなめしや「ネイキッド仕上げ」にするなどした「FBT BEARFOOT(PROT TYPE)」(2006-2007)、手刺し子刺しゅうで強度が付けられた1800年代の二股足袋と、それを基にしたトゥが二股に分かれた足袋シューズで、アッパー全面に刺し子刺しゅうが施された「TABI SASHIKO-FOLK」(2011)、1970年代ベトナム戦争時の米軍ジャングルブーツと、ソールの張り替えが可能なグッドイヤー製法で作った7ホールブーツ「7 HOLE '73-FOLK」(2009)など40点を展示。

 店内では、紡績からオリジナルで開発したデニムジャケットに中村さんがビンテージのビーズ、古布などを手で装飾した「S.SCLPTR 101 JKT DMGD(CONCHO/BEADS/FOFU)」(18万2,700円)、化学薬品を使わず自然からとれる原料のみを使って染めたアメリカ製バンダナで、天然藍あく醗酵建で染色した3色と奄美大島の泥染を使用した3色を展開する「VINTAGE BANDANA (Natural Dyed)」(1万2,600円)、独特な柄が特徴的なアフリカンビンテージファブリック「AFRICAN INDIGO」(3万9,900円)などを販売。

 会場ではブランド設立10周年を記念し制作した300冊限定の書籍も販売。国産の木を原料に職人が手すきした和紙を使用しているほか、装丁は全て職人による手作業で仕上げた。過去10年間のプロダクトとその参照元となったビンテージアイテムなどの写真、中村さんのインタビューなどを掲載。2本のオリジナル映像作品をそれぞれ収録したDVD2枚もセットする。価格は5万8,800円。12月中旬の発送予定。

 開催時間は11時~20時(最終日は13時まで)。入場無料。今月26日まで。

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