表参道近くに10月、ハンバーガースタンド「FELLOWS（フェローズ）」（港区北青山3、TEL 03-6419-7988）が移転オープンした。

白と深いグリーンを基調にした外観

　フレンチのコックとして働いていた経験を持ちハンバーガー好きだったオーナーシェフの黒川貴史さんが2005年、「自分がおいしいと思うものを提供する」ことをコンセプトに掲げ駒澤大学近くにオープンした。今年5月、入居していたビルの建て替えのため同所での営業を終了し、移転先を探していた。

　「直感でいいと思った」という新店舗は戸建ての3フロア構成で、店舗面積は約21坪。現在は2階～3階のみを使い席数は約30席を用意。今後1階も客席フロアにする予定。ファサードは白と深いグリーンを基調に仕上げたほか、店内は古材を取り入れ、随所にエイジング加工を施した。

　オーストラリア産の肉をブロックから切り出して作るパティは「食感を残す」ため粗びきに。パンはグラハム粉などを使った特注のパンを使う。焼いた玉ねぎ、トマト、ピクルス、レタス、パティを挟む「ハンバーガー」（950円）をベースに、店でスモークしているベーコン、チーズを挟む「ベーコンチーズバーガー」（1,300円）、エビ、アボカド、ゆで卵などを挟む「ベジタブルシュリンプバーガー」（1,200円）など15種類以上のバーガーを提供。

　チーズ（150円）やアボカド、ベーコンなどのトッピング、コールスロー（以上各200円）、フライドポテト（350円）などのサイドメニューもそろえる。ドリンクは、バドワイザー（650円）やレッドストライプ（950円）、ギネス（900円）、コロナ（750円）などのビール、ホットコーヒー（350円）、コカコーラ（400円）、ミルク（450円）など。客単価は2,000円強。

　今月16日からは、旧店舗で販売していたメニューで、パティやトマト、レタスのほか、ゴーダチーズ、フライドエッグ、「大きめ」にカットしたベーコンなどをスモークしたパンで挟む「ヒッコリーバーガー」（1,800円）の提供も1日5個限定で始めた。

　移転後の来店客層は20代後半～30代が中心。約8割が新規客で、6割が女性客だという。今月14日に6周年を迎えた同店。「表参道と言えば…と、言われる店にしていきたい」と意欲を見せる黒川さん。創業時からの夢は「ハリウッドセレブが来日時に立ち寄る店」だという。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～15時、ディナー＝17時～22時（日曜は11時30分～19時）。火曜定休。