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岡本太郎記念館にヤノベケンジさんの作品-岡本太郎生誕100年事業で

「防護服を脱いでも生きていける状況、けがをしていても負けない姿」を表した高さ6.2メートルの「Sun Child」(中央)。写真提供:岡本太郎記念館

「防護服を脱いでも生きていける状況、けがをしていても負けない姿」を表した高さ6.2メートルの「Sun Child」(中央)。写真提供:岡本太郎記念館

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 岡本太郎記念館(港区南青山6、TEL 03-3406-0801)で現在、岡本太郎生誕100年第3弾企画展「ヤノベケンジ:太陽の子・太郎の子」が開催されている。

岡本太郎の作品と共にヤノベケンジさんの作品が並ぶ館内

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 岡本太郎の作品と共に現代美術家・ヤノベケンジさんの作品を展示する同展。同館の庭には、同展のために制作した高さ6.2メートルの巨大立体作品「Sun Child」を展示。手には太陽を持ち、足を踏ん張り、前を見据えて立ち向かう子どもの姿をした同作は、「防護服を脱いでも生きていける状況、けがをしていても負けない姿」を表した作品で、東日本大震災を受け制作された。

 館内では同作の制作過程などを収めた映像やデッサン、空也上人立像をモデルとした等身大の「ヤノベケンジ人形」(「アトムスーツ・プロジェクト:大地のアンテナ」より)、バーコード頭にちょびひげが特徴的な「ミニ・アトムスーツ」を着た腹話術人形「トラやん 1/1」、現在進行中のチャペル建造プロジェクト「サンチャイルド島」の模型などを展示。岡本太郎の作品は、「太陽の塔」の50分の1サイズのマケット、同作のイメージスケッチほか。全体で約150点を展示する。

 1965(昭和40)年大阪府生まれのヤノベケンジさん。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、「現代社会におけるサバイバル」をテーマに実機能のある大型機械彫刻の制作を手掛け、1997年から自作の放射線感知服「アトムスーツ」を身にまとい、チェルノウイリや「太陽の塔」などを訪れる「アトムスーツ・プロジェクト」を展開。

 期間中、同館学芸員による館内案内・作品解説も行う。開館時間は10時~18時(入館は30分前まで)。入館料は、一般=600円、小学生=300円ほか。火曜休館(火曜が祝日の場合は開館)。2012年2月26日まで。

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