表参道エリアに12月(予定)、クイック・サービス・レストラン「Wendy’s(ウェンディーズ)」の国内再上陸1号店がオープンする。
1969年、Dave Thomasが米オハイオ州・コロンバスに1号店オープンした「ウェンディーズ」は、米国内で1万店以上を出店。その他26の国・地域でもレストラン事業を展開している。日本には1980(昭和55)年に初上陸したが、2009年12月31日付でゼンショー(港区)の子会社である日本ウェンディーズが、米Wendy’s/Arby’s Group(ウェンディーズ・アービーズグループ)とのフランチャイジー契約を終了したため71店舗全店が閉店した。
今年3月、昨年2月にその事業を売却するまで、米・大手宅配ピザチェーン店「ドミノ・ピザ」の日本におけるマスターフランチャイジーとして180店舗以上展開していたヒガ・インダストリーズ(港区)が米ウェディーズ・アービーズグループと資本業務提携。4月に設立したウェンディーズ・ジャパン合同会社(同)が国内の店舗運営などを手掛ける。
新生ウェンディーズの店舗は日本独自のデザインを起用。現在メニュー選定を進めているが、四角いビーフパテ「ウェンディーズ・オリジナル・ハンバーガー」や「チリビーンズ」、デザート「フロスティ」などの既存メニューを「グレードアップ」して提供するほか、新メニューとして、「プレミアム・サンドイッチ」「グルメ・トッピング」を加えたハンバーガーなども加える予定だという。
ウェンディーズ・アービーズグループのローランド・スミス社長は「日本は世界で2番目に大きなクイック・サービス・レストラン市場であり、ウェンディーズブランドを成長させていく貴重な機会を得たと考えている。ここ数年、『日本で再びウェンディーズを復活させてほしい』という数多くの日本のお客さまの声を頂き、大変光栄」とコメントしている。
同社では現在、「復活企画」として、「新生ウェンディーズ」をPRする「広報アイドル・ウェンディーちゃん」を募集している。選ばれた人は、同社の「広報アイドル」として、約2カ月間、ウェンディーズの広報やPR活動の任務に就く。報酬は月額30万円。応募は今月24日まで。詳しくはホームページで確認できる。