渋谷駅前のハチ公前広場・東急5000系車両内に今夏限定で特設されていた観光案内所「SHIBUYA TOURIST INFORMATION(渋谷ツーリストインフォメーション)」が8月31日、終了した。
東京商工会議所渋谷支部が主催し、シブヤ経済新聞が運営協力していた同拠点。同車両を所有する渋谷区の協力の下、渋谷支部の国際観光都市推進委員会が、海外から見た渋谷の魅力を高め、外国人観光客の受入れ体制の整備に向けた活動の一環としての実証実験も兼ね、試験的開設していた。
期間中、車両内にはカウンターを設け、PCや地図を使ってスタッフが渋谷地域の観光スポットや商業施設などについて案内。併せて、外国人観光客の渋谷地域観光におけるニーズや国籍などの調査も行った。
天候にも恵まれ、42日間の日程のうち雨天のため休止したのは2日のみ。40日間で、世界52の国・地域からの来訪者を迎え、観光案内所の常設化を望む声も聞かれた。外国人利用は50%を超え、期間中、リピーターの姿も見られたほか、盆休みの前後からは日本人の姿も増えた。
同所で得られたデータは今後、国際観光都市推進委員会での議論に生かしていくという。