渋谷・ハチ公前広場に観光案内所「SHIBUYA TOURIST INFORMATION(渋谷ツーリストインフォメーション)」が登場して1週間がたった。
東京商工会議所渋谷支部が主催し、シブヤ経済新聞が運営に協力している渋谷初となる同案内所。同広場に設置されている東急5000系車両内の一角に夏季限定で設けた。渋谷支部の国際観光都市推進委員会による、外国人観光客の受け入れ体制の整備に向けた活動の一環としての実証実験も兼ねる。
現在までは、「インフォメーションセンター」を表す「i」の文字をあしらったアイコン効果もあり、外国人の利用が7~8割に上っている。開設1週間で、中国やシンガポール、インドネシア、スリランカ、ラオスなどのアジア圏をはじめ、アメリカやカナダ、ブラジル、ペルー、コロンビア、フランス、スペイン、アルゼンチン、スウェーデンなど世界36の国と地域から来訪者があった。中には、混雑する渋谷の街中で英語が通じるセーフティーゾーンとして、2度、3度と利用するリピーターの姿もある。
内容も多岐にわたり、SHIBUYA109や渋谷パルコ、東急ハンズ、アップルストアなどへの道案内や、目の前のハチ公像の場所やその歴史に関する質問、「一番近いマクドナルド」の場所などが目立つ一方、映画「ロスト・イン・トランスレーション」に登場したすし店など特定の店の場所に関する質問も。「子どもが遊べる場所」「クールなエリア」を尋ねるケースもある。
開設時間は12時~18時。雨天中止。8月31日まで。