1年で最も暑い日とされる大暑の7月23日、原宿・神宮前遊歩道付近で打ち水が行われた。主催は原宿神宮前商店会(渋谷区神宮前3)と打ち水大作戦本部(中央区)。
「みんなで一斉に打ち水したら、気温が2℃下がるかもしれない」という呼びかけの下、2003年から各地で展開している「打ち水大作戦」。今年は東日本大震災をきっかけに節電など夏の過ごし方が注目されていることから、「今年の夏こそ、打ち水だ」というメッセージを掲げ実施する。
同商店会八木原保会長は「今年は電力不足が言われており、どう乗り越えていくかが課題になっている。(近隣)4つの商店街では節電に働きかけている」とし、「原宿らしいファッションで今年の『スーパークールビズ』を取り組んでいただければ」とあいさつしたほか、桑原敏武渋谷区長らも駆け付けた。
この日、ゴスロリの格好をした人やコスプレをした人などが集まったほか、近隣店舗のスタッフ、通行人、元スノーボード選手でタレントの成田童夢さん、成田さんがプロデュースするアイドルグループ「ディーシスターズ」のメンバーたちも参加。10秒前からのカウントダウン後、一斉に打ち水を行った。
打ち水前後で測定した地表温度は28.7度から28.3度へと0.4度下がった。打ち水大作戦本部では8月23日の処暑までを「打ち水強化月間」とし、各地で「打ち水」実施を呼びかける。