渋谷のミニシアター「シアターN渋谷」(渋谷区桜丘町、TEL 03-5489-2592)で7月2日、ライブ・ドキュメンタリー「ザ・ローリング・ストーンズLET’S SPEND THE NIGHT TOGETHER」の上映が始まった。
1963年デビューのザ・ローリング・ストーンズ。全世界でのアルバム総売り上げは20億枚以上。1973(昭和48)年に初の来日公演が予定されるも入国許可が下りずに中止に。1990年に東京ドームで初ライブを行い、現在までに何度かの来日公演を果たしている。同作は1982年に製作され、翌1983年に国内でも公開された。今回、同バンド全米コンサート・ツアー30周年記念作品としてHDリマスター版でリバイバル上映する。
舞台となったのは1981年10月9日と11日のロサンゼルス「メモリアル・コロシアム」公演。20台のカメラと、34万フィートのフィルムを使い撮影。上空からのスペクタル・ショットを撮るため、ヘリコプターも使われている。
屋外の「サン・デビル・スタジアム」の8フィートの傾斜路やカラフルなカーテンのデザインはデザイナーのカズ・山崎さんが手掛けたほか、屋内の「ブレンダン・バーン・アリーナ」のステージはロビン・ワグナーさんがデザイン構成を担当。3年ぶりのツアーとなった公演には10万人の人が集まり、「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」「ダイスを転がせ」「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「サティスファクション」など25曲を披露した。
メガホンを取ったのは、故ハル・アシュビー監督。ノーマン・ジェイソン監督の「夜の大捜査線」(1967年)でアカデミー賞編集賞を受賞。1971年に「真夜中の青春」で監督デビュー後、「シャンプー」(1975年)や「帰郷」(1978年)、「チャンス」(1979年)などを監督。1988年没。
今月23日~29日はモーニングショー上映(11時~)。今月29日まで。