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中目黒に稲庭うどん店-ハレノヒ運営会社が西麻布の老舗店を再生

座敷席を設けたほか、木目調のテーブルや椅子を配置し「ゆっくりくつろげる空間」に仕上げた店内

座敷席を設けたほか、木目調のテーブルや椅子を配置し「ゆっくりくつろげる空間」に仕上げた店内

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 コラーゲン鍋店やカフェなど「ハレノヒ」ブランドの飲食店を展開するノスプロダクター(品川区)は6月9日、稲庭うどんを主力とした新業態の和食店「稲庭干饂飩処 いなにわ」(目黒区上目黒3、TEL 03-3760-6702)をオープンした。

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 西麻布で30年以上営業し、ビルの老朽化に伴い目黒に移転した「いなにわ」が前身。閉店の話が出た際に、同店に通っていたという同社小野坂直之社長と黒石和宏副社長が「店を無くしたくない」という思いから引き継ぐことを決定。同店出店を機に、今後は飲食を中心とした再生事業も手掛けていくという。

 麺類中心の「(麺)ハレノヒ」として営業していた同所。店舗面積は65.5平方メートルで、席数は34席。店内には座敷席を新たに設けたほか、木目調のテーブルや椅子を配置。「ゆっくりくつろげる空間作り」を心掛けたという。

 うどんは、練る・綯(な)う・延ばす・干すという工程など、「350年代々受け継がれてきた」製法で作る。麺ランチは、「かけうどん」「ざるうどん」(各500円)や「ゴマダレざるうどん」(650円)、「冷やし梅しそうどん」(700円)、「ごぼう天ぷらうどん」(800円)、「坦々うどん」(950円)など単品のほか、週替わり小鉢と週替わりのライス、漬物が付くセット(追加250円)を提供。

 ディナーには、「手作り濃厚ごま豆腐」(680円)や「本日の珍味三種盛り合わせ」(880円)、「とり竜田揚げ 二種のオリジナルの塩で」(780円)など一品料理のほか、うどんのだしでしゃぶしゃぶをし、具材から出ただしで稲庭うどんを食べる「いなにわ特選国産牛のダシしゃぶ」(鍋のみ=4,280円、コース=6,780円)や「地鶏の水炊き サムゲタン風」(同=1,980円、同=4,480円、いずれも2人前から提供)などをそろえる。

 オープン後は40~50代の既存客や、「(麺)ハレノヒ」利用客で20~30代の女性などが幅広く来店。「和食店というと、堅苦しく敷居の高いイメージがあるかもしれないが、一人でもご来店いただきやすい店づくりを心掛けている」と成田豪店長。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~24時。日曜定休。

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