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表参道で帽子デザイナー平田暁夫さん大規模展-nendoが会場構成

アーカイブ作品や新作など約130点を展示する場内© Yohei Suzukawa

アーカイブ作品や新作など約130点を展示する場内© Yohei Suzukawa

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 スパイラル(港区南青山5、TEL 03-3498-1171)1階スパイラルガーデンで現在、帽子デザイナー平田暁夫さんの国内初の大規模展覧会「『ヒラタノボウシ』 平田暁夫帽子展 ~伝統のフォルム・未来へのエスプリ~」が開催されている。

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 1925(大正14)年長野県生まれの平田さんは、14歳で「銀座シャロット帽子店」に弟子入り。同店の主任デザイナーを経て独立し、1955(昭和30)年に「アトリエ ヒラタ」を設立。1961(昭和36)年にはデザイナーやモデルなど日本のファッション界に貢献した人に贈られる「ファッション・エディターズ・クラブ賞」を受賞するも翌年「本格的な勉強」のため渡仏。帽子デザイナーのジャン・バルデに学び、帽子製作の技法「オート・モード」を取得後、1965(昭和40)年に帰国し、「オート・モード・ヒラタ」を設立した。1971(昭和46)年に西麻布に「ブティックサロン ココ」を開業。現在は本店のほか、銀座松屋や日本橋三越、池袋東武にブティックを展開している。

 平田さんの創作活動70年を「凝縮」した国内初の大規模展覧会となる同展は、デザインオフィスnendo(目黒区下目黒2)代表のデザイナー・佐藤オオキさんがディレクション、会場構成、グラフィックデザインを手掛けた。場内には無数の白い帽子がディスプレーされる中、アーカイブ作品や新作を展示するほか、型などと共に製作プロセスも紹介している。一部商品は販売も行っている。

 開催時間は11時~20時。入場無料。同展は当初今月26日までの予定だったが、好評につき7月3日までの延長が決まった。

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