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サバイバル・リサイクルなどテーマのブランド「FINAL HOME」、原宿に移転

可動式の什器や棚を置き、天井にはコンセントを取り付けるなどした店内

可動式の什器や棚を置き、天井にはコンセントを取り付けるなどした店内

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 原宿・神宮前交差点近くに4月9日、ファッションブランド「FINAL HOME(ファイナルホーム)」(渋谷区神宮前6、TEL 03-3499-2050)が移転オープンした。経営はエイ・ネット(江東区)。

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 1994年、デザイナーの津村耕佑さんの「もし、災害や戦争、失業などで家をなくしてしまったとき、ファッションデザイナーである私はどんな服を提案できるか、また、その服は平和なときにはどんな姿をしているのか」という自身への問いかけをきっかけに生まれた同ブランド。コンセプトはサバイバル・ファンクション・プロテクト・リサイクルで、世界各地の展覧会への出展やチャリティー行事への参加などの活動も行っている。

 2002年から裏原宿エリアで営業していた店舗は、移転案も出たがかなわず2009年に閉店。今回、2000年から代官山に出店していた店舗を移転した。以前から原宿への出店を希望していたともあり、同エリアを出店先に選んだ。

 店舗面積は約16坪。「避難できるような店づくり」をコンセプトにした同店は、可動式の什器や棚などを置きレイアウトを変更できるようにしたほか、天井にはコンセントを多数取り付けた。「変わっていく様を見ていただこう」と、内装はあえて未完成のままオープンしたという。

 創業時から作り続けている、40個以上のポケットがあり新聞紙やり非常食、薬品などを収納することができるコート「HOME1」(ロング=1万9,995円、ショート=1万6,800円)、「立ち襟」が特徴のシャツ、ダブルウエストのようなデザインになっているパンツなどを展開。中心価格はTシャツ=5,000円前後、パンツ・パーカー=1万5,000円~2万円、シャツ=1万円~1万5,000円、ジャケト=2万5,000円~3万円、アウター=2万5,000円~3万円ほか。現在メンズ9対レディス1ほどの割合で商品を展開。シーズンでキッズもそろえる。

 移転後は旧店より10代後半~20代の若年層の来店が増えたという。「30代後半以上のお客さまが中心なので、もっと若年層に当ブランドを知っていただけたら」と丸山大介店長。震災後には「かっこいい防護服があれば」と県外から来店した人もいたという。

 営業時間は11時~19時。火曜定休(祝日の場合は営業)。

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