東急百貨店東横店(渋谷区渋谷2、TEL 03-3477-3111)西館8階で4月29日、「鉄道フェスティバル 2011 in SHIBUYA」が始まった。主催は東急グループ。
2008年に東横線の開通80周年を記念して開催した「鉄道フェスティバル」に続く今回のイベント。ミュージシャンで鉄道ファンとしても知られる向谷実さんをプロデューサーに迎え、渋谷駅や玉電にまつわる展示ゾーン、運転シミュレーターや東急線ジオラマなどの体験ゾーン、鉄道玩具や模型などの販売ゾーン、クイズ大会やトーク・ライブなどを展開するイベントステージなどで構成する。
展示ゾーンでは、東横線開通や東急文化会館開業、来春開業予定の「渋谷ヒカリエ」など渋谷駅にまつわる「ハレノヒ=最高の日」を、写真とともに新聞記事風に紹介する「東急・渋谷ターミナル物語~5つのニュースで伝える『渋谷のハレノヒ』~」のほか、昭和30年代の渋谷駅東口の風景を再現したジオラマや「渋谷ヒカリエ」の完成予想模型、パンタグラフや踏切遮断器など、東急線で実際に使われているパーツなどを展示。
体験ゾーンでは、実際の車両で使われているマスコン(マスター・コントローラー=ハンドル)を使った田園都市線(2台)・東横線(3台)の運転シミュレーターを用意。実写映像を見ながら各線の走行が体験できる。東京都市大学鉄道研究部が所有する、幅7.5メートルの大型ジオラマでは、5台用意する東急線各車両のNゲージ模型の運転も可能。いずれも時間帯別整理券を配布。1回の体験時間は、運転シミュレーター=最長10分、Nゲージ模型運転=最長5分。
プラレールをはじめとした鉄道玩具や模型、東急線グッズや玉電グッズなどをそろえる販売ゾーンでは、向谷さんや発車メロディーの作曲でも知られる作曲家・櫻井隆仁さん、バイオリンとピアノのデュオ・杉ちゃん&鉄平がコラボレーションしたCD「勝手に発車メロディー 東急線編」(1,050円)を限定販売するほか、先行販売となる田園都市線8500系、東横線9000系の方向幕キーチェーン(各840円、各2,900個限定)も扱う。
「震災後、親子で遠出をする機会が気持ち的にも減っている中、交通至便の渋谷で一日楽しんでいただけるのでは」と東京急行電鉄社長室広報部広報課課長補佐の矢澤史郎さん。
営業時間は10時~21時(4月29日・5月1日・3日は20時まで、最終日は17時まで、入場はいずれも30分前まで)。入場料は500円(販売コーナーは無料、小学生以下は無料)。5月4日まで。